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WBRの使い方、チャートの見方| ウィンインベストジャパン訪問取材【4】
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4. WBRの使い方、チャートの見方
- WBRのこだわった点、難しかったところなど誕生秘話はありますか?
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2009年にジョン・ボリンジャーさんに話をさせていただく機会があってこのWBRを作ってみたのですが、最初はどうトレードしたらいいのかさっぱり分からなくて、通常のボリンジャーバンドみたいにプラスとかマイナスとか2シグマにタッチしたらどうするかとか、そういうのもやってみました。しかしトレンドができた時には全然それが効かないわけです。
2シグマにタッチしたら売るという感じでやると、逆にトレンドができ始めると大負けしてしまうのです。
これじゃダメだなといろいろ考えていく中で、もしかしたら真ん中の中線というのは何か意味があるのかな?とそこからいろいろ考えてみて、チクというものを見つけたのです。チクというのは私の造語なのですが。このWBRを作った時からチクと呼び出したのですね
そうです。チクって何ですか?と言われるけど、何と呼んでいいか分からなくて。中線に1回上がって下がって山とか谷ができるでしょ。それで、もうチクしか言いようがなくて。(笑)
WBRでのトレードの方法が確立したのは、2010年頃だと思います。
2010年位にその見方を確立し、それから変わったのは移動平均線を2本足したくらいですね。最初はマルチEMAと言って、EMAを4本使ってやっていたのですが、一昨年くらいから4本もなくてもいいのでは思い、2本だけにしました。なるべくシンプルな方がいいので、どうすれば一番使い勝手がいいのかということをずっと考えていて、今は20と75のEMAと一緒に使うというのが基本になっています。もう、ほぼこれだけでいける状態ですか?
私はあまりインジケーターとかオシレーターは見ないので、基本はサポートレジスタンスとトレンドラインがメインです。罫線分析がメインで、罫線分析をした後にWBRを見るという感じです。
先にこれを見ると探してしまい判断を迷うので、最初にチャートが真っさらな状態で線を引いてあげた後に、WBRを入れ、自分が思っているところにサインが出てくると、インジケーターやオシレーターが背中を押してくれるツールになるのです。
自分がここで買いたいなと思っている時に、矢印が出てくれるとこれは安心して買っていいんだなと思ってポジションが持てる。そんな使い方をできればいいと思います。 - その罫線分析からWBRを見るまでのチャートの見方や順序を動画でご説明いただけますか?
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はい、いいですよ。動画で説明した方が分かりやすいですものね。
最初にはインジケーターとかそういったのも入れているんですけれど、何をやるかというと、最初罫線というかラインを引いていくことを最初にします。
これ1時間足のチャートなんですけど、本来は日足のチャート、ここから全部基本的に見ていきます。何をするかというと、突出した高値と突出した安値というものをまず最初に見ていって、サポートとレジスタンスのライン、横のラインをこうやって引いていきます。
そうすると、今だいたいドル円の日足のチャートを見ると、この105円44銭から100円72銭位の間で動いているチャートだということが分かってくると思います。ここから、もう1回さらにこの中で細かく見ていくと、この上のところだったり、こういった一番直近のこういうところに今ラインがあるので、こういうふうに引いておく。そうすると何となくわかるのが、ドル円って同じような幅の中でサポートレジスタンスが引けてるのかなというような事がざっくりと分かっていればいいと思います。
次に4時間足というのもあるんですけど、4時間足は好みがあるので引く引かないはどちらでもいいかなと思います。
私的には1時間という足に変えてみるんですね。そうすると今1時間の中では先程引いた103円006というところ、あと一番下のサポートがあるところなんですけど、この間の中に、この1時間の中で見るとこの101円42銭位のところにもラインが引けるので、こういったところにラインを引いていくわけです。
引いた後に何をするのかというと、次にもっと細かく引けるところがないかなというところを見ていくのですが、その時同じような価格を付けているところ、そして同じような価格を抜いて尚かつそこがサポートになっているようなところ、というようなところを見ていくと、今こことここ抜けてこの辺で一旦落ちてきてまたサポートになっていそうなので、このラインというのが結構重要なラインになってくるのかなと思います。
こういうところにラインを引くと、今1時間の見た中で横のラインが引けるだけでも今ここに落ちて来た時にサポートされれば、ここからの流れで見るトレンドは今上向きにいっていますから、サポートされた場合は短い時間軸では買いに入れると思います。逆にこれを切ってくると今度はどうなるかというと、切ってきた後に例えばこれは75EMAこれが20EMAなんですけど、こういったものはレジスタンスになってきた場合あともう一回今度下に行きやすくなります。
その場合はこのラインとこのラインの幅の中で多分動く可能性が強いのかなとか、そういうふうに見ていくといいのかなと思います。あともう一本引けるとすると直近のこの高値です。
そうすると今この幅の中でレンジになるのかなというような予測をしながら見ていきます。じゃあ実際にトレードどうするんですか?
まずここにきた時にサポートされたら、短い時間軸で上に行きそうなところになってきてちょっと買ってみる、ストップをこの下に入れて買ってみるというやり方の方法がまずひとつと、ここで横にずっといくようであれば今流れが下から上にきて横に行っているので、このブレイクアウトで例えば買ってみるという方法もあります。あともう一つ、この下を切ってくると、トレンドの大きな流れが下だったので下に行き易くなりますからこうきてこうきたら次はこういくのかなと、こんなような事をこの横のラインを引いてまずイメージしてください。
イメージしていく中で、次にこういったインジケーターを見ていくわけなんですけれども、今これがWBRの中での今下にきていますよね。この-2シグマを切ってきているわけです。もう1回こう上がって下がった時に、-2シグマのところの中に入ってくれば今度は反転のトレードの方法ができるというパターンになってきますから、20EMAを超えてきたところで今度買いに入れるというようなトレードもできます。
そのようにインジケーターをあくまでラインを引いた後に見ていくということがいいのかなと思います。ちなみに、ひまわり証券では「HWBR」という名称にはなりますが、齋藤トモラニ氏が生みだしたテクニカル分析を、インストール型ツールのひまわりFX PROにて無料で利用することが可能です!このオリジナルテクニカルを使ってみたいという方は、ひまわり証券をぜひチェックしてみてください。
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