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【CFD】GMOクリック証券とIG証券を徹底比較!取扱銘柄やスプレッド、取引単位、取引ツールなどを解説
ここでは、GMOクリック証券とIG証券のCFD取引の違いを徹底比較しています。
CFD対応業者をお探しの方で、「GMOクリック証券とIG証券のどちらを使うか迷っている」「2社の違いとメリットを知りたい」という方は少なくないのでは。
当記事ではGMOクリック証券とIG証券のCFD取引サービスを、さまざまな観点から比較しています。取扱銘柄や取引手数料、スプレッド、最低取引数量(いくらから取引可能か)、取引ツールなどの特徴を比較。
GMOクリック証券とIG証券の違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
GMOクリック証券・IG証券の概要
最初にお伝えしておきたいのが、GMOクリック証券はGMOインターネットグループに属する大手ネット証券であり、国内発祥の業者であること。
一方で、IG証券はイギリスのロンドンに本拠地を構えるIGグループの日本法人であり、外資系の業者になります。
IG証券は世界各国で高品質な金融サービスを提供しており、CFD/FX業者として国内でも認知されていますが、「日本発祥の業者を使いたい!」という方にはGMOクリック証券がおすすめです。
また、GMOクリック証券はネット証券会社ですので、CFD取引サービスの提供だけではなく、株式や投資信託、債券など多数の金融商品を取り扱っているのも特徴のひとつ。NISAにも対応しています。
IG証券は多彩な銘柄でCFD/FX取引を行えますが、現物株などは取り扱っていません。しかしながら、IG証券は17,000以上もの銘柄でCFD取引ができますので、その点を重視されるのであれば同社がおすすめです。
【CFD】GMOクリック証券・IG証券 スペック比較表
次に、GMOクリック証券とIG証券の、CFD取引サービスの基本スペック等を比較してみましょう。取扱銘柄や各種手数料、取引数量などの違いにご注目ください。
比較項目 | GMOクリック証券 | IG証券 |
---|---|---|
業者概要 | GMOインターネットグループに属する国内の大手ネット証券 | イギリス・ロンドンに本拠地を構えるIGグループの日本拠点 |
実績 | 10年連続で店頭CFD取引高国内第1位(2014年1月~2023年12月)(※1) | 収益ベースでCFD世界第1位(2022年10月)(※2) |
口座開設手数料 | 無料 | 無料 |
口座管理手数料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 | 全銘柄:無料 | 株式以外:無料 株式:最低16.5ドル他(※3) |
口座開設の必要日数 | 最短2日 | 最短2日 |
CFD取扱銘柄 | 150銘柄 (外国株、株価指数、商品、バラエティ) |
17,000銘柄以上 (株式、株価指数、商品、債券先物) |
最小取引数量 | 日本225:1単位 ナスダック100:0.01単位 金:0.1単位 WTI原油:1単位 |
日本225:10単位 ナスダック100:0.1単位 金:0.1単位 WTI原油:10単位 |
スプレッド | 変動制 | 変動制 |
1度の発注上限 | 株価指数:1億円 商品:1億円 外国株:1,000万円 ETF:1,000万円 バラエティ:1,000万円 |
原則上限なし(※4) |
レバレッジ | 外国株CFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 バラエティCFD:5倍 |
株式CFD:5倍 株価指数CFD:10倍 商品CFD:20倍 債券先物CFD:50倍 |
注文方法 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文、トレール注文 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、IFO注文、トレーリングストップ、ノースリッページ注文 |
PCツール | 「ブラウザ取引ツール」 「はっちゅう君CFD」 「プラチナチャート」 |
「ウェブブラウザ版取引システム」 「ProRealTimeチャート」 |
スマホアプリ | 「GMOクリックCFD」 | 「トレーディング・アプリ」 |
キャッシュバック | 開催なし | 「新規口座開設キャンペーン」 「取引量連動型キャッシュバック・プログラム」 |
デモ取引 | 〇 | 〇 |
CFD以外のサービス | FX、バイナリーオプション、株式取引(現物)、投資信託、債券、NISA | FX、バイナリーオプション、ノックアウトオプション |
(※1:2014年1月~2023年12月 日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報よりGMOクリック証券調べ)
(※2:IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較、2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)
(※3:IG証券の株式CFDでは対象国によって取引手数料が設定されています。国ごとの手数料一覧はこちら)
(※4:IG証券は最大注文数量・最大建玉数量がいずれも原則上限なしですが、マーケットのボラティリティ、流動性によって注文を受けられない場合があります)
【GMOクリック証券】米国株関連の投資情報が大幅拡充!
「GMOクリック証券」のCFDスマホアプリにて、米国株式に関する投資情報の大幅拡充が実施されました。まず、英語ニュース提供を開始すると同時に、AI翻訳機能の対応も開始。新サービスの報道やアナリストによる株価予測など、多彩な情報をいち早く閲覧できます。
また、各種株式の決算情報の総合評価を5段階評価で表示する機能、決算情報の売上高や純利益などの推移をグラフ化する機能も追加。さらに、メディア報道に基づく各種株式のスコアを表示し、強弱感を確認できる機能も追加されました。
ちなみに、PC取引画面でも同種の情報が追加されています。米国株関連の投資情報を重視される方にはGMOクリック証券がおすすめ。
GMOクリック証券のCFDスマホアプリに関しては、米国株関連の投資情報を含め、別記事にて詳しい解説を行っています。ぜひそちらも参考にしてみてくださいね。
【CFD】GMOクリック証券・IG証券の特徴を徹底比較!
2社の特徴を徹底比較!
CFD取り扱い銘柄数を比較
CFD取引の銘柄数の多さで選ぶならIG証券がおすすめです。GMOクリック証券が150銘柄対応なのに対して、IG証券は17,000銘柄以上も取り扱っています。
株価指数も商品も豊富であり、中でも個別株は約12,000銘柄も対応。日本株や米国株をはじめ、世界各国の株式でCFD取引ができます。
GMOクリック証券は米国株のみですので、日本株などでCFD取引を利用したい場合はIG証券が要チェック。
とはいえ、銘柄数で見るとIG証券が文字通り桁違いに多いですが、国内業者で見るとGMOクリック証券のCFD銘柄数は多い方です。外国株CFDを取り扱っている数少ない国内業者であることもメリット。
また、外国株CFDの取引手数料を比較でもお伝えしますが、GMOクリック証券は外国株を含め全CFD銘柄の取扱手数料が無料なのもポイントです。
株価指数では日本225や米国30、商品では金や原油、米国株ではテスラやアマゾンなど定番・人気の銘柄を取り扱っています。
ちなみに、GMOクリック証券では「米国VI(VIX先物)」を取り扱っているのも注目ポイント。IG証券では2023年2月20日より「ボラティリティー指数(VIX先物)」の取り扱いが再開されました。VIX先物のCFD取引を扱っている貴重な国内業者としても、この2社は要注目です。
株式CFDの取引手数料を比較
株価指数や商品などのCFD取引に関しては、GMOクリック証券もIG証券も取引手数料は無料となっています。ただし外国株CFDに関しては、GMOクリック証券は取引手数料が無料なのに対して、IG証券の株式CFDは所定の取引手数料が発生します。
GMOクリック証券は外国株CFDでスプレッドが発生し、IG証券は株式CFDでスプレッドが発生しないという違いもありますが、取引手数料で見るとGMOクリック証券の方がおすすめ。
また、IG証券の株式CFDでは片道の取引手数料が定められているだけでなく、最低手数料も設けられています。例えば日本株では110円、米国株では16.5ドル(いずれも税込)が最低手数料です。
IG証券 株式CFDの取引手数料(一部銘柄)
(※:取引手数料と最低手数料はいずれも税込の金額となります)
国名 | 取引手数料(片道) | 最低手数料 |
---|---|---|
日本 | 0.055% | 110円 |
米国 | 2.2セント/1株 | 16.5米ドル |
英国(LSE) | 0.11% | 11ポンド |
英国(IOB株式) | 0.165% | 16.5米ドル |
フランス | 0.11% | 11ユーロ |
スプレッド水準を比較
GMOクリック証券とIG証券のCFD取引は、いずれも変動制スプレッドが採用されています。ちなみに、国内ではほとんどのCFD業者が変動制スプレッドを採用。
変動制スプレッドではありますが、当サイトでは取引ツールまたは公式サイトで確認できた、調査時点における主要CFD銘柄のスプレッドを収集。GMOクリック証券とIG証券のスプレッド比較を行いました。
変動制なので一概には言えませんが、調査情報を元にするとGMOクリック証券のスプレッドの方が有利な傾向にあります。低水準スプレッドで選ぶならGMOクリック証券がおすすめ。
銘柄 | GMOクリック証券 | IG証券 |
---|---|---|
日本225 | 2.9 | 7 |
NYダウ | 2.4 | 4.8 |
S&P500 | 0.27 | 0.6 |
NAS100 | 0.8 | 2 |
FTSE100 | 2 | 3 |
DAX | 3.7 | 5 |
EU50 | 2 | 2 |
金 | 0.2 | 0.3 |
銀 | 1.5 | 2 |
銅 | 150 | 20 |
WTI原油 | 2.6 | 2.8 |
北海原油 | 4.9 | 2.8 |
天然ガス | 0.005 | 0.003 |
小麦 | 2 | 0.6 |
砂糖 | 15 | 3 |
VIX(米国VI/ボラティリティー指数) | 0.08 | 0.16 |
(※:2024年11月1日時点に公式サイトまたは取引ツールで確認した数値。これらの業者のスプレッドは常に変動しますので、最新の情報は取引画面でご確認ください)
最低取引数量(いくらから取引可能か)を比較
以下の表では主要CFD銘柄を対象に、GMOクリック証券とIG証券の最低証拠金額を比較しています。いくらから取引可能か気になる方はご参照ください。
主要銘柄の最低証拠金額を比較
銘柄 | GMOクリック証券 | IG証券 |
---|---|---|
日本225 | 約3800円 | 約38100円 |
米国30 | 約6400円 | 約41900円 |
S&P500 | 約8700円 | 約5700円 |
ナスダック100 | 約3000円 | 約20000円 |
金 | 約2100円 | 約1380円 |
銀 | 約250円 | 約1640円 |
銅 | 約330円 | 約115700円 |
WTI原油 | 約540円 | 約3500円 |
天然ガス | 約210円 | 約6900円 |
小麦 | 約440円 | 約58600円 |
大豆 | 約770円 | 約100300円 |
コーン | 約310円 | 約63400円 |
砂糖 | 約170円 | 約56000円 |
(※:2024年11月1日時点に確認した各銘柄の価格、ドル円レートを元に算出した最低証拠金を掲載しています。IG証券のみ取引画面で確認した円建て銘柄の維持証拠金を掲載しています。必要証拠金は常に変動しますので、実際に取引される際は最新の情報をご確認ください
発注上限・建玉上限を比較
CFD銘柄で大口取引をするならIG証券がおすすめです。IG証券はすべての銘柄において1取引あたり・1日あたりの最大注文数量、最大建玉数量が「原則上限なし」だからです。
上記表はIG証券公式サイトの取引ルールから抜粋した情報。最大注文数量と最大建玉数量のいずれもが原則上限なしとなっています。
ちなみに、IG証券はFX取引も最大注文数量と最大建玉数量が原則上限なしです。CFD/FXで大口取引をしたい方はIG証券が要チェック。
GMOクリック証券の発注上限と建玉上限のスペックは以下のようになっています。
PC取引ツールを比較
GMOクリック証券とIG証券のPCツールは、どちらも甲乙つけがたい特徴とメリットを持ちます。2社ともに一度使ってみてほしい高機能ツールを提供。
GMOクリック証券は3種類のPCツールに対応
GMOクリック証券はシンプルな「ブラウザ取引ツール」、インストール型で高機能な「はっちゅう君CFD」、チャート分析に特化した「プラチナチャート」に対応。
インストール型のはっちゅう君CFDは多彩な分析機能とカスタマイズ性を誇り、ワンクリックでの素早い発注にも対応。CFDでのスキャルピングにもおすすめです。
プラチナチャートは38種類のテクニカル指標と25種類の描画ツールを搭載しており、高度なチャート分析が可能。CFDとFXの銘柄を分析することができ、各銘柄の値動きを重ねて比較できる比較チャート機能にも対応しています。
IG証券は標準的なPCツールとプロ仕様PCツールを提供
IG証券は標準ツールの「ウェブブラウザ版取引システム」と、プロ仕様の「ProRealTimeチャート」に対応しています。
ウェブブラウザ版取引システムは数々のアップデートを経ることで、機能面もデザイン面も優れたツールに進化。取り扱っている全銘柄をひとつのツール内で取引・管理することが可能であり、30種類以上のテクニカル指標を用いた分析にも対応しています。
とにかく高機能なPCツールを求めるのであれば、IG証券のProRealTimeチャートが要チェックです。100種類以上の指標を搭載している上に、オリジナルのインジケーター作成も可能。自動売買機能まで備わっています。
ProRealTimeチャートは毎月4回以上の取引を行えば無料で利用可能(条件を未達成の場合は月額税込4,000円)。より高度なチャート分析環境を求める方はぜひ活用してみてくださいね。
スマホアプリを比較
GMOクリック証券「GMOクリック CFD」
GMOクリック証券のスマホアプリ「GMOクリック CFD」では、13種類のテクニカル指標と11種類の描画ツールを搭載。チャートを見ながらワンタップで発注できるスピード注文などが魅力です。
また、最大4つのチャートを同時表示する機能が備わっており、これはIG証券のアプリにはない便利機能。
銘柄の検索もやりやすく、お気に入りに登録しておけば気になる銘柄をすぐに表示することが可能。プライスアラートや急騰急落アラートなど通知機能が充実しているのもポイントです。
IG証券「トレーディング・アプリ」
IG証券のスマホアプリ「トレーディング・アプリ」では、CFD全銘柄の取引はもちろん、FX取引にも対応。GMOクリック証券はCFD専用アプリですが、IG証券のアプリはCFDもFXもひとつのアプリ内で管理できます。ノックアウトオプションも同アプリ内で取引することが可能。
IG証券のアプリは豊富な33種類のテクニカル指標と19種類の描画ツールを搭載しています。ただし、4分割チャート表示には非対応。
プライスアラートとレート変動アラートも備わっており、IGユーザーの売買動向を確認できる顧客センチメントが見られるのも特徴です。
ちなみに、IG証券のアプリはiPadに最適化されているため、iPadの大画面を活かしたトレードも可能。
CFD取引関連のキャンペーンについて
現在、IG証券では「口座開設キャンペーン」と「取引量連動型キャッシュバック・プログラム」を開催中です。
口座開設キャンペーンでは、IG証券での新規口座開設や初回取引などの条件を満たすことで5,000円をキャッシュバック。取引条件が初回取引のみというハードルの低さがポイントです。
さらに所定の取引条件を満たすと、最大で合計50,000円をキャッシュバック。ただし、IG証券の口座開設キャンペーンは先着600名限定なのでご注意ください。
同社で開催中のキャンペーンに関しては、以下の特集記事で解説していますので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
GMOクリック証券とIG証券のCFDに関するよくある質問
- GMOクリック証券とIG証券のCFDの違いは?
-
GMOクリック証券は国内の大手ネット証券であり、外国株を含む全CFD銘柄の取引手数料が無料といった特徴を持ちます。一方、IG証券はイギリスに本拠地を構えるIGグループの日本法人であり、17,000以上の豊富な銘柄でCFD取引ができるなどの特徴を持ちます。2社の詳しい比較は以下の比較表と解説をご参照ください。
- CFD取引のスプレッドが狭いのはどっち?
-
GMOクリック証券とIG証券のCFD取引では、いずれも「変動制スプレッド」が採用されています。そのため一概にどちらが低水準とは言えませんが、当記事では調査時点における、主要CFD銘柄のスプレッドを表にまとめて比較しています。そちらをご参照ください。
- CFD取引の取引手数料が少ないのは?
-
IG証券は株式のCFD取引に限り、一定の取引手数料が発生します。一方、GMOクリック証券は外国株を含む全CFD銘柄の取引手数料が無料です(ただしスプレッドは発生します)。
- CFD関連のキャンペーンを開催しているのは?
-
IG証券ではCFD取引を対象とした「新規口座開設キャンペーン」と「取引量連動型キャッシュバック・プログラム」を開催しています。キャンペーンで選ぶならIG証券がおすすめです。
GMOクリック証券・IG証券の比較のまとめ
GMOクリック証券とIG証券をさまざまな点で比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に、当記事で紹介した情報をまとめてみましょう。
GMOクリック証券はこんな人におすすめ!
- 国内の大手ネット証券でCFD取引をしたい人
- 全CFD銘柄の取引手数料が無料の業者を使いたい人
- 低水準スプレッドの環境で取引したい人
- 高機能で使い勝手の良いツールを使いたい人
- CFDでスキャルピング取引をしたい人
IG証券はこんな人におすすめ!
- 世界でサービスを展開するIGグループの環境に惹かれる人
- CFD銘柄の多い業者を使いたい人
- CFD銘柄で大口取引をしたい人
- プロ仕様の取引ツールを使いたい人
- 口座開設キャンペーンや取引高キャッシュバックに惹かれる人
GMOクリック証券とIG証券、いずれか気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。