2017年6月27日、外為どっとコムがマイクロソフト・ホロレンズ(Microsoft HoloLens)専用ツール「Market MR」を発表。MR(複合現実)技術を駆使した、まさに近未来の投資ツール。現実の景色に重なるようにして、為替レートやチャートが目の前に表示されます。ジェスチャーや視線の動きで操作。MR技術を活用したマーケット情報の閲覧ツールとしては本邦初(2017年6月16日時点 外為どっとコム調べ)。
FXの業界でもフィンテックの最新技術が使われ、今までにないトレード環境がじわじわと登場し始めています。2017年初めには、GMOクリック証券がスマホ専用のVRアプリをリリースしていました。
外為どっとコムは、「Market MR」のベータ版の無料ダウンロードを近日開始すると伝えています。Windows Storeにて公開。マイクロソフト・ホロレンズ自体を購入するのは、少しハードルが高いのですが、複合現実での情報閲覧がどのようなものなのか?今後の進展に注目です。
マイクロソフト・ホロレンズは、国内では2017年1月に発売された、自己完結型ホログラフィックコンピュータと呼ばれる最先端のデバイス。MR(Mixed Reality:複合現実)技術を駆使しており、現実に見える光景に、CGの仮想空間が重なって表示されます。
建築デザイン、学習の現場、医療、ゲームなど、様々な場面での応用が期待されています。今後、複合現実が当たり前のように日常生活に溶け込む、そんな未来を予感させてくれる最新デバイスです。
「Market MR」はマーケット情報閲覧ツール
「Market MR」で使える機能・操作方法
「Market MR(マーケット エムアール)」は、マーケットの情報をチェックすることに特化したツール。為替レート、チャート、経済ニュースの確認などができます。ホログラム再生によるイントロダクションも搭載。操作は、ジェスチャー、視線、音声で行います。
2種類のモードを使い分け可能
「ヘッドアップディスプレイモード」
「ヘッドアップディスプレイモード」では、為替レートや経済指標を表示。視界の右上に表れるレートには、20通貨ペアの中から3通貨ペアを選出できます。
右下に地球儀があるのですが、これは一番上のレートと連動。激しい値動きがあると赤色に変わる仕様となっています。
「拡張ディスプレイモード」
「拡張ディスプレイモード」では、前述のモードと比べて、より詳細な情報を閲覧できます。為替レートは6通貨ペア。チャートは最大20枚も並べられます(足種は8種類)。経済ニュースの見出しも配置されており、Air-Tapで詳しい内容を表示できます。
このモードはカスタマイズ性も見所で、各種パネルを自由な位置に切り替えられるのも特長です。
MR(複合現実)技術、VR仮想空間、AIなどの最先端技術は世界中のあらゆる分野で応用が進んでおり、投資、FX業界でも着実に進展がみられます。
今回、マイクロソフト・ホロレンズ専用のツールを発表した外為どっとコムは、「フィンテックのさらなる発展の一助となるべく取り組んでまいります」と、力強く発表されています。今後の展開に大いに期待ですね。
- 「Market MR」はMR技術を活用した本邦初のマーケット情報ツール!
- 視線やジェスチャーで操作し、為替レートやチャートを閲覧できる!
- ベータ版の無料ダウンロードが近日スタート!
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