ローソク足分析に酒田五法というのがあります。「三山」「三川」「三空」「三兵」「三法」と5つあるので五法なのですが、この中の「三兵」に注目し、レジスタンスラインとサポートラインを導き出してみました。
赤三平からサポートライン、黒三平からレジスタンスライン
ポイントとなるラインになるかと思います。一度使ってみてください。
TradingViewでの表示はこちら(2024/10/24 ver1.0)
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- 2024年10月24日
- 【Pine ver1.0 公開】 三兵からレジスタンスライン、サポートラインを表示するスクリプトを公開
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三兵とは
三兵と書く通り、連続して陽線・陰線が3本続くと三兵となります。
陽線が三連続続くと赤三兵、陰線が三連続続くと黒三兵(三羽烏ともいう)です。
正確には実体の大きさや上ヒゲの長さなど条件があるのかもしれませんが、このインジケーターに関してはシンプルに連続して陽線・陰線が3本としてます。
インジケーターの使い方・見方
サポートラインが出る条件
赤三兵となり、直近の陰線も含めての最安値にサポートラインが引かれます。
一度赤三兵が出現となり再び赤三兵となってもサポートラインは引かれません。それはサポートラインがたくさん引かれることになり、見づらいと思ったからですが、この点については今後のバージョンアップで改善を考えてます。
レジスタンスラインが出る条件
同じく黒三兵となったときに、直近の陽線も含めての最高値にレジスタンスラインが引かれます。
直近の陽線とその次の陰線の最高値にラインを引くべきか、これも検討したいと思います。
TradingViewの三兵は表示されない
TradingViewには三兵のインジケーターが標準搭載されてます。検索で「Three」と入力すると「弱きの黒三兵(Three Black Crows)」、「強きの赤三兵(Three White Soldiers)」が出てきます。
ただこれらが表示されることは滅多にありません。
コードからの条件を見たのですが、非常にシビアになっています。
~省略~
C_3WSld_ShadowPercent = 5.0
C_3WSld_HaveNotUpShadow = C_Range * C_3WSld_ShadowPercent / 100 > C_UpShadow
C_ThreeWhiteSoldiersBullish = false
if C_LongBody and C_LongBody[1] and C_LongBody[2]
if C_WhiteBody and C_WhiteBody[1] and C_WhiteBody[2]
C_ThreeWhiteSoldiersBullish := close > close[1] and close[1] > close[2] and
open < close[1] and open > open[1] and open[1] < close[2] and open[1] > open[2] and
C_3WSld_HaveNotUpShadow and C_3WSld_HaveNotUpShadow[1] and C_3WSld_HaveNotUpShadow[2]
~省略~
- 現在の終値が1本前の終値より大きい
- 1本前の実体内に現在の始値が入る
- 現在の上ヒゲが現在の高値ー安値の5%以下の状態
これらの状態が3本連続したときに赤三兵のサインが出現します。
FXの場合、1本前の終値と現在の始値がほぼ等しく、連続してこの条件が3回出るのはほぼないかと思います。
パラメーターの解説
シンプルに色を変える項目しかありません。
陽線・陰線の3連続としてますが、3連続以上も選べるようにする予定です。
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