TradingViewでは10万個以上のスクリプトが公開されています。しかし、逆にたくさんありすぎてどれがいいのか分からず、しかもほとんどが英語で書かれてて解説が不十分ということはありませんか?
そこで比較的評価の高いもの、おすすめしたいものをピックアップ。オープンソースとして公開されているものに関しては、コードから製作者の意図を紐解きます。
今回は「移動平均線」に絞ってインジケーターを紹介、そして解説したいと思います。
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TradingViewの移動平均線インジケーターの選別について
トレーディングビューには数多くのインジケーターが公開されています。移動平均線だけでも無数にあり、まさに玉石混交です。
その中から「実際にトレードで活用できそうなもの」「多くの人から評価を受けているもの」「シンプルで使いやすいもの」を基準に厳選しました。
トレーダー兼プログラマーの視点から何に使うのかよく分からないものは除外しています。自分のトレードに生かせそうなものがあれば、ぜひお試しください。
おすすめ①:Trend Strength Gauge
1677のいいね(2025年1月7日現在)
Trend Strength Gaugeインジケーターの使い方・見方
このインジケーターは単純移動平均線(SMA)とハル移動平均線(HMA)の間隔からトレンドの強弱を横棒グラフで表しています。
アラン・ハル(Alan Hull)によって開発され、一般的な移動平均線よりも重み付き平均「加重移動平均(WMA)」されていることにより滑らとなってます。それと同時にトレンドの変化にも迅速に反応します。遅れることなくトレンドの転換点を捉えることができ、さらに短期的な変動に敏感であるとされています。
- 単純移動平均線(SMA)< ハル移動平均線(HMA) 緑色のライン
- 単純移動平均線(SMA)> ハル移動平均線(HMA) 白色のライン
現在のSMAとHMAの差と現在から100期間のSMAとHMAの差と比較して「V」の位置が決まります。
右であればSMAとHMAが拡散しており、トレンドが強いことになります。
100期間という数字
100期間はオープンソースのコードから読み取ることができます。
~省略~
// Normalize
x = diff
len = 100
xMax = ta.highest(x, len)
xMin = ta.lowest(x, len)
range_ = xMax - xMin
y = x / range_
100期間の中で最も大きい差と小さい差を基準とした割合からVの位置にしています。この100期間は変更できません。
Trend Strength Gaugeのパラメーター解説
パラメーターは移動平均線の期間のみです。SMAとHMAの期間を分けたり、HMA以外の移動平均も表示させられたらとも思ったのですが、逆にこのシンプルさが使いやすさに繋がるのかもしれません。
初期設定が244となってますが、これの意味するところが謎です。
- トレンドの強弱が見た目で分かりやすい。
- パラメーターが期間だけ。シンプル。
- 244の期間を変更させて検証していきたい。
おすすめ②:Moving Average Cross Alert, Multi-Timeframe (MTF) (by ChartArt)
13826のいいね(2025年1月7日現在)
インジケーターの使い方・見方
2本の移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスで縦線と「+」が表示されます。
(「+」は背景がダークモードだと見づらいです)
上昇のときはローソク足の色自体が緑に、下降のときは赤になります。
ライン自体の色はラインが上昇しているか下降しているかで変わります。
移動平均線はSMA、EMA、WMA、Linearから選ぶことができます。
BuyとSellのサインの条件
クロスした箇所でBuyとSellのサインが出るときがあります。全て出ているわけではありません。
コードによると、ゴールデンクロスしてローソク足が陽線のときにBuyサイン、デッドクロスしてローソク足が陰線のときにSellサインが出ます。
~省略~
// Buy and sell alert
Buy = Uptrend() and close > close[1]
Sell = Downtrend() and close < close[1]
plotshape(Buy, color=black, style=shape.arrowup, text="Buy", location=location.bottom)
plotshape(Sell, color=black, style=shape.arrowdown, text="Sell", location=location.top)
パラメーターの解説
このインジケーターはマルチタイムフレームに対応してます。上位足にするときは画像の箇所のチェックをオフにしてください。
移動平均線は4種類から選ぶことができます。単純移動平均線は1、指数移動平均線は2になります。
- ラインが上昇しているのか下降しているかが分かりやすい。
- ゴールデンクロス・デッドクロスも縦線と「+」を使って分かりやすくしている。
- BuyとSellサインには追加の条件がある。
おすすめ③:Moving Average Colored EMA/SMA
11210のいいね(2025年1月7日現在)
Colored EMA /SMAの使い方・見方
2015年7月24日に公開されたので、TradingView初期に公開されたものと思われます。
傾きだけ色が変わるシンプルなものです。EMAかSMA、また両方の表示ができます。
コードから分かること
1本前のMAと比較して上昇なら緑、下降なら赤、それ以外(1本前とMAが同じ)なら青となってます。
~省略~
up = out > out[1]
down = out < out[1]
mycolor = up ? green : down ? red : blue
パラメーターの解説
初期設定ではEMAだけの表示になります。
チェックをオンにして、それぞれの期間を設定するだけです。
- 移動平均線1本と傾きだけに注目するならこれでOK。
- MAが同じ値のとき(横移動のとき)に青色となるが、めったにない。
おすすめ④:Moving Averages as Support Resistance MTF
4360のいいね(2025年1月7日現在)
MtfMaSRの使い方・見方
2つの上位足の4本移動平均線(合計8本の移動平均線)から一番近いものをサポートとレジスタンスとして表示させています。
上図では上位足の移動平均線も表示させてます。上位足の移動平均線を超えているかどうかが水平線で分かるようになっています。
直近のラインがどの移動平均線を表しているか分かるようにラベル表示されてます。
グレーのラインは現在のローソク足を基準としてブレイクされている状態を表しています。
条件によってはサポートラインのみ、レジスタンスのみのときもあります。
コードから分かること
現在のローソク足と上位足1本前のMA(確定しているMA)と比較してます。
~省略~
resistancebroken = not na(min_higher[1]) and close > min_higher[1] and nz(min_higher_index, -1) != min_higher_index[1]
supportbroken = not na(max_lower[1]) and close < max_lower[1] and nz(max_lower_index, -1) != max_lower_index[1]
var line brokenline = na
line.delete(brokenline)
if resistancebroken or supportbroken
lev = resistancebroken ? min_higher[1] : max_lower[1]
brokenline := line.new(x1 = bar_index, y1 = lev, x2 = bar_index - 1, y2 = lev, extend = extend.both, color = color.gray, width = 1, style = linestyle)
alertcondition(resistancebroken, title = "Resistance Broken", message = "Resistance Broken")
alertcondition(supportbroken, title = "Support Broken", message = "Support Broken")
alertcondition(resistancebroken or supportbroken, title = "Resistance or Support Broken", message = "Resistance or Support Broken")
アラートにも対応してますが、条件によっては頻繁にアラートが発生する可能性もあり、注意が必要です。
パラメーターの解説
現在のMAもチェックボックスをオンにすることで追加できます。
なぜか1本だけMTF移動平均線を表示することができます。
- 移動平均線によるサポート、レジスタンス価格が水平線で分かる。
- ブレイクしているもに関しても表示
- 現在のローソク足と確定しているMAとの比較
TradingViewで公開されているインジケーター(コミュニティ・スクリプト)で「これはどうやって使うのだろう?」と疑問に持たれたものはありませんか。
気になるインジケーターも英語やプログラムが分からないと使いこなせないですよね。そこで、FXキーストンのプログラマー「masa」がそのインジケーターを解説します!
masaはトレード歴15年以上、テクニカルアナリスト資格を持ちMT4/MT5、TradingViewでオリジナルインジケーターを200個以上作ってきた実績があります。
インジケーターの見方、使い方、どういうコードで記述されているのかを解説します。
気になるスクリプトがある方は当ページの最下部の「コメントを書き込む」にコメントお願いします!
色んなタイプの移動平均線スクリプトを公開中!
FXキーストンでは移動平均線のTradingViewスクリプトを他にも公開しています。
移動平均線をオシレーター系と同じようにバータイプでチャート下に表示するものやローソク足と同じ形で色を変えたものなど多彩にあります。
上記は移動平均線とRCIの状況を一度に把握できるインジケーターです。終値が移動平均線より上のときにRCIが上向きだと緑色、その逆は赤色になります。
チャート分析の新しい洞察を見つける、自分のトレード方法に生かすなどなど使い方は自由です。気になるものがあればぜひダウンロードして使ってみてください。
トレーディングビューの移動平均線は表示制限がある
機能/プラン | Basic | Essential | Plus | Premium |
---|---|---|---|---|
広告の表示 | 有 | 無 | 無 | 無 |
画面分割 | 1 | 2 | 4 | 8 |
インジケーターの同時表示 | 2 | 5 | 10 | 25 |
インジケーターのテンプレート保存数 | 1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
レイアウトのテンプレート保存数 | 1 | 5 | 10 | 無制限 |
アラート設定数 | 5 | 20 | 100 | 400 |
同時アクセス可能なデバイス数 | 1 | 1 | 2 | 5 |
表示できるローソク足の数 | 5,000本 | 1万本 | 1万本 | 2万本 |
リプレイの過去データ | 日足以上 | 分足42日 | 分足180日 | すべて |
顧客サポート | × | 通常 | 優先 | 優先 |
トレーディングビューは基本利用であれば無料で使えるチャートツールです。しかし、無料プランでは使える機能に制限がかかります。
インジケーターに関しても無料プランでは1つのチャートに最大2個しか表示できません。
【TradingView】有料と無料プランの料金&機能の比較はこちら
今回、紹介したコミュニティ・スクリプトには複数の移動平均線を1つのインジケーターで表示するものがあります。
また、TradingViewを内蔵した取引ツールを提供している国内のFX会社・証券会社を利用するのもおすすめです。
別記事にて複数の移動平均線を無料プランでも使う方法を詳しく解説しているので、気になる方はそちらもご一読ください。
TradingViewの移動平均線を無料で3本以上表示する方法はこちら
みんなのFXはTradingViewを内蔵したツールを提供しており、87種類のインジケーターや分析補助ツールがすべて無料で使えます。
さらに、プレミアム版(月額約9,400円相当)でしか使えない6画面のチャート分割機能も利用可能(※)。もちろん、移動平均線も複数表示ができます。
※一部搭載していない機能があります。
みんなのFXは総合的なスペックの高さが魅力のFX会社です。業界最狭水準のスプレッド、高水準のスワップポイント、初心者での使いやすいシンプルな取引ツール、最新のマーケット情報など注目ポイントがたくさんあります。
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