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TradingViewでトレード/取引履歴の統計や集計はできる?
FXでトレードするとき取引履歴を振り返るのは非常に重要です。取引回数、総利益、プロフィットファクター、リスクリワード、勝率など統計を取って自分の取引を分析・見直しすることでトレード力は向上します。
そこで、この記事ではトレーディングビューで取引履歴の統計や集計はできるのか、詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
TradingViewでトレード履歴の統計や集計はできる?
早速ですが、結論からいうと「TradingViewでトレード履歴の統計や集計はできません」。
サポートセンターに「一定期間のトレード履歴を集計し統計として表示する機能はありますか?また、スクリプトでそのようなスクリプトはありますか?」と問い合わせたところ、以下のような返答がありました。
現時点(2024年10月24日時点)では、トレード履歴を集計するような機能はありません。
TradingViewには全世界のプログラマーが無償で公開しているオリジナルインジケーター(コミュニティ・スクリプト)がありますが、取引履歴とはリンクしておらずスクリプトもないという回答です。
もっとも、TradingViewは全世界に多数のエンジニアを擁しており、開発スピードが非常に早く、今後、実装されるのも時間の問題かと思われます。
ユーザーから寄せられたリクエストは同意するユーザーが多いほど早く実装されます。ちなみに、「reddit」というサイトでTradingViewの機能リクエストを投稿することが可能です。
reddit:TradingViewの機能リクエストはこちら
取引履歴の統計や集計は多くのトレーダーにとって必要な機能だと思われるので、今後、実装されることに期待したいですね。
Check!!
TradingViewではトレード利益の統計や集計は取れませんが、いくつかの国内FX会社には履歴を自動で取って集計してくれるサービスがあります。
勝率、リスクリワード、プロフィットファクター、最大ドローダウン、売買比率など損益を自動で集計、計算してくれるので非常に便利です。
別記事にて5社のトレード履歴の集計サービスを詳しく解説しています。FXトレーダーの方はぜひチェックしてみてください!
TradingViewでは取引履歴のダウンロードが可能
TradingViewでは、取引履歴の統計や集計はできませんが取引履歴をcsv形式でダウンロードすることが可能です。
ここでは、TradingViewと口座連携ができるOANDA証券の取引履歴をダウンロードする方法を解説していきます。
OANDA証券の取引履歴のダウンロード方法
まず、OANDA証券のFX口座とTradingViewを連携させます。
チャート画面下部の「トレードパネル」を選択します。
ブローカーの一覧が表示されるので、OANDA証券を選択。
注意事項を確認して「続ける」を選択。
OANDA証券の口座開設時に登録したメールアドレスとパスワードを入力し「Sign In」を選択します。
連携する口座が表示されるので確認して「Allow」を選択。
口座連携が完了するとトレードパネルが「OANDA Live」の表記に変わります。
口座連携をした状態でトレードすると取引履歴が確認できるようになります。
もっとも、この取引履歴には約定価格や決済価格といった履歴しか確認できません。総トレード数から集計したデータを表示してくれないのが残念ですね。
取引データのダウンロードは画面左側のタブメニューから「データのエクスポート」を選択します。
メニューから取引履歴を選択し「エクスポート」をクリック。
これでPCのダウンロードフォルダに直接、csv形式で取引履歴がダウンロードされます。あとは、スプレッドシートやエクセルで開けば取引データを表示させることが可能です。
TradingViewが無料で使える国内FX業者・証券会社特集!
国内のFX業者や証券会社にはTradingViewと口座連携ができたり、取引ツールに内蔵している業者がいくつかあります。
OANDA証券もその一つです。別記事にて、TradingViewが無料で使える国内業者を徹底比較しているので、こちらもチェックしてみてください。
MT4・MT5ならトレード履歴の統計、集計が可能
TradingViewでは取引履歴のダウンロードはできるものの、トレード数やプロフィットファクターといった統計を出すには自分で集計する必要があります。
スプレッドシートやエクセルに別途入力するのは面倒ですよね。特に、スキャルパーのようにトレード回数が極端に多い方は手間がかかりすぎます。
そこで、代替案としてMT4・MT5を利用する方法があります。MT4やMT5であればインジケーターで自動的に集計し、統計データを表示させることが可能です。
OANDA証券は40種類以上のMT4・MT5インジケーターを配布
ここでもOANDA証券が便利なインジケーターを無料で配布しています。
OANDA証券はMT4・MT5にも対応しており、40種類以上のオリジナルインジケーターを無償で公開。
その中の1つに「OANDA_Trading_analysis」というインジケーターがあります。
このインジケーターを入れると、損益の推移や勝率、リスクリワードなどを集計しつつグラフ化して表示してくれます。
OANDA証券のMT4・MT5配布インジケーター一覧はこちら
「OANDA_Trading_analysis」が便利
上記が実際にMT5で表示させた画面です。
グラフは損益の推移を示しています。中央のラインを下回っているときは損失、上回っているときは利益が出ています。トレードを重ねるたびにグラフは更新されます。
「OANDA_Trading_analysis」の表示項目
総損益 | 総利益 | 総損失 | プロフィットファクター |
勝率 | リスクリワード比率 | 平均保有時間 | トレード数 |
勝ちトレード数 | 負けトレード数 | 勝ち平均利益 | 負け平均損失 |
最大ドローダウン | – | – | – |
「OANDA_Trading_analysis」の集計方法
集計方法 | 概要 |
---|---|
累計 | トレード毎の累積データを表示 |
累計(D/W/M) | D:日毎、W:週毎、M:月毎の累積データを表示 |
時間帯別 | 時間別に集計したデータを表示。時間帯におけるトレード内容に偏りがないかをチェックすることが可能。 |
曜日別 | 曜日別に集計したデータを表示。曜日におけるトレード内容に偏りがないかをチェックすることが可能。 |
月別 | 月別に集計したデータを表示。月におけるトレード内容に偏りがないかをチェックすることが可能。 |
このインジケーターでは集計したデータを元に勝率やリスクリワードなどの統計データを表示してくれます。
OANDAのFX口座と連動しているため取引履歴を加工したりする必要はありません。集計方法も1日、1週間、1カ月単位など細かい調整が可能です。
パラメータ調整では集計を開始/終了する日時やロット数も変更が可能です。
このインジケーターはMT5版はOANDA証券で口座開設すれば無料でダウンロードできます。MT4版は月50万通貨以上のトレード(ゴールド会員)をする必要があるのでご注意ください。
トレードの履歴を集計し統計データを表示させるのに便利なインジケーターなので、ぜひご活用ください。
OANDA証券公式:OANDA_Trading_analysis
FXキーストンオリジナル エントリーEA無料公開中
FXキーストンではMT4・MT5・TradingViewのオリジナルインジケーターを開発、無料公開しています。
その中でトレードの履歴を表示し、資金状況やポジション情報を合わせてチャート上に表示させるEAもリリースしています。
キーストンオリジナルの「エントリーEA」はMT4上でスムーズに手動売買することを目的としたEAです。買い・売りポジションのロット数と損益、口座の資金状況、1日の損益などが表示できます。
注文パネルではタイムフレーム、通貨ペア、エントリーボタン、ポジション数量、指値/逆指値の設定、全決済ボタンが搭載。
スキャルピングをされる方であれば1日のトレード履歴を確認しながら素早くポジションを建てたり、決済が出来たりと非常に便利なインジケーターです。
メールアドレスの登録などは一切不要。無料で誰でもお使いいただけるのでぜひお試しください!
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