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トレーディングビューで2画面を連動させる方法は?PC・スマホの同期も解説!

この記事ではトレーディングビューのチャートを2画面で連動・同期させる方法について解説しています。
連動といってもトレンドラインや水平線の同期、インジケーターの同期、カーソルの同期などいくつか種類があります。また、ブラウザ版・デスクトップアプリ・スマホアプリといったデバイス間での連動・同期もあります。
それぞれパターンに分けて網羅的に解説しているので、トレーディングビューの連動・同期の方法を知りたい方はぜひご活用ください!
トレーディングビューの同期について
項目 | 概要 |
---|---|
1つのデバイスで同期 | レイアウト内で同期(シンボル、時間足、十字カーソルなど) |
描画ツール・描画オブジェクトの同期 | |
インジケーター・テクニカル指標の同期 | |
デスクトップアプリの同期 | |
異なるデバイス間で同期 | ブラウザ版、デスクトップアプリ・スマホアプリ間での連動 |
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上記はパターンに分けて分類した表です。何を連動・同期させたいのかに応じてリンクをクリックしてみてください。それぞれの解説に飛びます。
YouTubeでも動画で解説しています!
当ページの内容をYouTubeにて動画で解説しています。PCとスマホの同期方法や2画面での連動方法を分かりやすく解説しているのでぜひ合わせてご視聴ください!
YouTube動画:トレーディングビューでPCとスマホを同期させる方法
トレーディングビューで2画面を連動させる方法
ここではブラウザ版のトレーディングビューで2画面で連動させる方法について解説します。
1つのデバイスの中で複数チャートを表示させたときの各種同期方法です。デスクトップアプリも基本的にはブラウザ版と同じ操作です。
スマホアプリはUIやボタンの配置がブラウザ版とは異なりますが、手順としては同じです。
同一レイアウト内の同期について
同一のレイアウト内で同期させたい場合は、チャート画面右上の上記アイコンをクリックします。
レイアウト一覧の下部に項目が並んでいます。項目のうち、同期させたい項目をオンにしてください。それぞれの項目については次で解説します。
その前に、レイアウト内で同期させたい場合はシンボル(銘柄)が同じかどうか確認しておきましょう。
トレーディングビューは同じ金融商品でも取引所や証券会社ごとに違うシンボルとして登録されています。
米ドル/円でも複数のシンボルがあるので同一のシンボルを表示させているかご確認ください。
シンボルの同期
2画面でシンボルを同期させたい場合は「シンボル」をオンにします。片方のシンボルを変更するともう一方のシンボルも連動して変更されます。
時間足の同期をオフにしていれば、足種は固定したままでシンボルの切り替えが可能です。
絵文字で同期させるグループを設定できる
上記の設定はレイアウト全体に適用されます。したがって、シンボルをオンにしていると画面分割しているすべてのチャートのシンボルが変更されます。
そこで、便利なのが同期させるグループを設定する方法です。絵文字を付けることで、同じ絵文字がついたシンボルがグループとして設定されます。
グループの中の1つのシンボルを変更すると、絵文字が同じシンボルだけ同期されます。
設定方法はシンボルのステータスラインにマウスを合わせて、「シンボル/時間足でチャートを同期」のアイコンをクリック。
絵文字が表示されるので、同期させたいシンボルを同じ絵文字で設定してください。
注意点としては、レイアウト内の同期でシンボルがオンになっていないとステータスラインにアイコンが表示されません。時間足も同様です。
より細かくマルチチャートの同期をコントロールできるのでお試しください。
時間足の同期
時間足の同期をオンにすると、レイアウト内で足種を変更した際に他のチャートも変更されます。
こちらはシンボルの同期をオフにしているとシンボルは固定したままで足種だけを切り替えることができます。
十字カーソルの同期
十字カーソルの同期はレイアウト内で同じ日時に合うようにカーソルが連動します。
同じ銘柄で複数の時間足(MTF:マルチタイムフレーム)を表示させているときに便利です。例えば日足・4時間足を2画面で出しているときに日足の指定日にカーソルを合わせると4時間足も連動して同じ日時に移動します。
日時の同期
日時の同期はマウスで指定した日時をクリックすると、もう一方のチャートがその日時に合わせて切り替わる機能です。
こちらも異なる時間足を表示させているときに便利です。
日付範囲の同期
日付範囲の同期は異なる時間足で表示させた日時の範囲を連動させる設定です。
例えば、1時間足で2025年3月11日の朝9時~夜12時までを表示させたとき、15分足でも該当する範囲のローソク足を自動で表示します。
時間軸によってチャートが縮小・拡大されるので、ある程度近い時間足同士(15分足と1時間足、1時間足と4時間足など)で使うのが便利です。
トレーディングビューのレイアウトは個別のワークスペース
トレーディングビューのレイアウトは個別に保存されたワークスペースや文書フォルダと同じです。あくまで個別のワークスペースなので、それぞれのレイアウトは同期しません。
ただし、描画オブジェクトに関しては「グローバルに同期」という機能があり、この機能を利用するとシンボル自体に描画オブジェクトが保存されます(別のレイアウト・タブでも描画ツールが同期する)。
描画オブジェクトの同期について
次は、トレンドラインや水平線などの描画オブジェクトの同期方法です。
描画オブジェクトは「レイアウト内で同期」と「グローバルに同期」という2種類の方法があります。
新規描画をレイアウト内で同期
まず、レイアウト内で同期させるにはチャート画面左メニューバーのアイコンをクリック⇒「新規描画をレイアウト内で同期」を選択します。
ここを選ぶとアイコンが青色に点灯します。この状態で新規描画をすると、そのラインはレイアウト内で同期されます。
トレンドラインや水平線などさまざまな描画オブジェクトが同期されます。連動しない場合は同じシンボルを表示させているかご確認ください。
特定のオブジェクトだけを同期させることもできます。その場合は、同期させたいオブジェクトを選択し、右クリック⇒「レイアウト内で同期」を選択してください。
新規描画をグローバルに同期
もう一つの「グローバルに同期」はレイアウトやタブに関係なくシンボル自体に描画オブジェクトを保存する設定です。
通常、レイアウトは別々のワークスペースとして独立しておりレイアウト間で同期は行われません。
しかし、描画オブジェクトはこの設定をオンにしていると別のレイアウトやタブで同じシンボルを開くと描画オブジェクトが同期された状態で表示されます。
複数のレイアウトで同じシンボルを表示させ、そのシンボル自体にラインを引きたい、他のレイアウトでも同期させたい場合は「グローバルに同期」の設定をオンにした状態でラインを引きましょう。
インジケーターの同期について
次は、インジケーターの同期についてです。
インジケーターの同期は片方のチャートにインジケーターをセットし、インジケーターのステータスラインにマウスを合わせて「詳細」をクリックします。
「このインジケーターをレイアウト全体に追加」という項目をクリックすれば、連動して表示されます。
個別でインジケーターを同期させたい場合はインジケーターテンプレートを活用するのがおすすめです。
PC版デスクトップアプリはタブ間でも同期する
ブラウザ版はタブ間での同期はできない
トレーディングビューのブラウザ版はタブ間での同期はできません(描画オブジェクトを除く)。レイアウトと同様に個別のワークスペースという形でそれぞれのタブが独立している仕様だからです。
十字カーソルやシンボルをタブ間で同期させたいときはブラウザ版ではなく、デスクトップアプリを利用するのがおすすめです。
デスクトップアプリはPCにインストールするタイプのアプリケーションで無料プランの方でも利用できます(複数のタブを独立して表示も可能)。
十字カーソルのタブ間の同期
上記は、トレーディングビューのデスクトップアプリで2つのタブをそれぞれ別に表示させた画面です。
十字カーソルがタブ同士で連動して動きます。複数モニターでチャートを表示させている方にも便利な機能です。
設定は上部の三点アイコンをクリック。
「一般」から「ウィンドウ間で十字カーソルを同期」にチェックを入れます。
これで異なるタブでも十字カーソルが連動します。ブラウザ版では使えない機能なのでぜひお試しください。
タブのカラーフラグ付け
デスクトップアプリはタブ自体にカラーフラグを付けることでシンボルを同期させることができます。
同じカラーフラグを付けたタブで一方のシンボルを変更すると、もう一つのタブのシンボルも連動して変更されます。
この機能の便利な使い方が1つの大画面表示のタブとMTFで画面分割したタブの2種類を用意する方法です。
1画面のシンボルを変更すれば、MTFの方もシンボルが連動して切り替わります。シンボルを切り替えながら1画面で大きくチャートをみつつ、他の時間軸での値動きも同時にチェックできます。
カラーフラグの設定方法はタブの上で右クリックしカラーを選択するだけです。こちらも便利な機能なので用途に合わせてお試しください。
異なるデバイス間での同期について
トレーディングビューにはブラウザ版・デスクトップアプリ・スマホアプリの3種類がありますが、どのデバイスでも保存した設定は自動で同期される仕組みになっています。
レイアウト内で設定を変更した場合は、青文字で「保存」という表示が出るので保存しておきましょう。
毎回、変更を保存するのが手間な方は設定から「自動保存」をオンにしておくと便利です。
注意点:PCとスマホは約5分~10分後に同期される
トレーディングビューのスマホアプリとPC版ツールは完全に同期されますが、アラート以外の機能はすぐに同期されません。
クラウド側の設定が書き換わるまで約5分~10分ほど時間がかかる点にご注意ください。
異なるデバイスで同期されない、すぐに反映させたいときは?
「パソコンでラインを引いたはずなのにスマホに反映されない」
そういった場合は、まず異なるレイアウトを表示させていないかご確認ください。
同じレイアウトを表示させている場合でも、デバイスが違う場合はすぐに変更は反映されません。
設定をすぐに反映させたい場合は手動で読み込みをする方法があります。
今回はブラウザ版とスマホアプリで同期させる場合について解説します。
まず、変更した設定を保存しましょう。変更したデバイス側で行います。
スマホアプリを開き設定アイコン⇒下三角アイコンをタップ。
読み込みを選択し、レイアウトをタップします。ここでブラウザ版に表示させているレイアウトと同じレイアウトがどうか必ずご確認ください。
これで保存した設定がすぐにスマホアプリにも反映されます。手順を逆にすれば、スマホアプリで変更した設定もブラウザ版やデスクトップアプリに反映されます。
トレーディングビューの同期機能は非常に便利なのでこの記事を参考にぜひ使いこなしていただければと思います。
もし、当ページでも同期できない・連動されないといった場合はトレーディングビュー公式のサポートセンターに問い合わせしてみてください(※有料プラン限定)。