前回はシングル・ペネトレーションのインジケーターを作りましたが、今回はディナポリ手法の第2弾。ダブルレポのインジケーターです。
ジョー・ディナポリのダブルレポを検証
前回のシングルの時と同様、ボリバンを加えた手法もあります。今回のFXキーストン・ダブルレポにはフィボナッチは使っておらず、ストップは高値と安値の位置にしました。そこでエントリーからストップの位置まで何pipsか表示し、ストップの価格もついでに加えてみました。
ぜひ一度ダウンロードして使ってみてください。
ダウンロードはこちら(2021/11/15 ver1.1)
MT5版ダウンロードはこちら(2022/07/15 ver1.0)
ダブルレポの簡単な解説
ダブルレポは、ダブル・リ・ペネトレーションの略です。ダブルということで、2回DMAをクロスします。
2回クロスすることで、必然的にダブルトップ/ダブルボトムのようなパターンになります。
ただネックラインを割っているわけでもないので、ダブルトップ/ダブルボトムが完成しているわけではありません。おそらくは完成する前にいち早くエントリーすることになります。
ストップの位置ですが、最高値か最安値に置いてます。トレーダーによっては違うかもしれません。
自動的にエントリーからストップ位置までのピップ数を表示し、どれだけのリスクがあるのか数字で分かります。
FXキーストン・ダブルレポをどう使うか
このインジケーターに関してですが、条件を緩くしています。
1回目のブレイクと2回目のブレイクの間隔は3から4本がベストで、8から10本までに収まっていないといけません。しかし現在のバージョン(ver1.0)では表示するようになっています。バージョン1.1からパラメーターの設定で制限を設けることができるようにしました。初期設定では10本までになっています。
損切りの位置も違います。61.8%の位置に終値が抜けたら損切りとなります。しかしこのインジは100%の位置(最高値または最安値)にしています。うまく機能するときもあれば、損切りに遭ってしまうと思います。利食いに関しても、フィボナッチ・エクスパンションの61.8%、100%、161.8%となります。
終値ベースで損切りになってしまった場合、ドテン(エントリーしていた方向とは逆)が有効に感じました。トレンドフォローとしてついていくはどうでしょうか。
パラメーターの説明
まず「手法」はシングル・ペネトレーションと同じくDMAとボリンジャーバンド1σの2種類があります。
次の大事なポイントは、「スラスト数以上」という項目です。最低8本以上となっていますが、15本以上であればなお良いそうです。
アラートは2種類。「エントリーアラート」と「ストップアラート」があります。
そしてアラートの種類を選びましたら、必ず「[ポップアップ]アラート」「[メール]アラート」「[プッシュ通知]アラート」から選んでtrueにしてください。
今後、インジケーターを使ってくれる方が増えそうであれば、機能・設定を追加していくつもりです。ご意見、ご感想をお待ちしております。
ダウンロードはこちら(2021/11/15 ver1.1)
MT5版ダウンロードはこちら(2022/07/15 ver1.0)
その他のディナポリインジケーターはこちら
オリジナル・インジケーター 人気ランキング
FXキーストンで無料配布しているオリジナルMT4・MT5インジケーターの人気ランキングです。
2024年12月の月間ダウンロード数トップ5はコチラ!
-
【keys_SynchroChart_Line.mq4】
シンクロチャート(MT4)チャート上で引いたトレンドラインなどのオブジェクトが、同じ通貨ペアであれば時間軸関係なく描写されます。
12月のダウンロード数
682人 -
【keys_SynchroChart_Line.mq5】
シンクロチャート(MT5)チャート上で引いたトレンドラインなどのオブジェクトが、同じ通貨ペアであれば時間軸関係なく描写されます。
12月のダウンロード数
535人
FXキーストンではTradingView対応のオリジナルインジケーターも公開中です。すべて無料で利用可能となっています。
TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
こんにちは。
スラスト形成してからのエントリーを勉強中です。
こちらのインジを使用させていただいていてとても有効なのですが、
ダブルレポ発生でトレ転せずに、
そこから時々反対方向に動いてしまうことがあります。
もちろんそんなときは損切となります。
このインジでも100%はないとは思いますが、
このようなことはやはり時々は起こるものでしょうか?
Bettyai様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
100%うまくいくインジがあればいいのですが、やはりそんなものはなく、時々は起こるのは仕方がないですね。
特にレンジになると頻繁に起こるかと。なので損切りのルール作りがポイントになってきます。
これからもよろしくお願いいたします。
今日は。
ゴールド1分足でこちらを使用させていただいています。
リスクリワードもよく、頻繁にサインがでるので重宝しています。
何より、損切が一目でわかるのが便利ですね。
ところで、大きなトレンドが発生していると、連続して損切にあってしまいます。
(レンジだと連勝しやすいです)
何かフィルターがあればいいと思うのですが、
二回クロスするまでの間隔を縮めるなどしても、あまり変わらないのでしょうか。
自分の目で反転の根拠を探すのが一番いいとは思うのですが、
1分足でやっているため、どうしても焦ってエントリーしてしまいます。
フィルターをかけたからといって、勝ったり負けたりすることには違いはないと思いますが、連敗を防ぐような方法があればなあと思い、コメントいたしました。
エミネム様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
金の取引ということで興味があります。そして参考になるご意見をありがとうございます。
レンジのときを判定する方法ですね。パッと思いついたのがADXとかなんでしょうけど、それでうまくいくのかどうか。。。
レンジとトレンドの定義が必要かと感じました。私自身も非常に大きなテーマと考えてます。
これからもよろしくお願いいたします。
ADXですか。早速公開されているインジを入れて検証したいと思います。
今は1分足のチャートに1H足のボリンジャーバンドを入れるインジを使って、
・トレンド中の順張り方向にサインが出た時にエントリーする
・ボリンジャーバンドが背になる位置で出たらエントリー
・ボリバンとの間に隙間があれば、オーバーシュートして戻るまで待つ
・上昇中(下降中)の切り上げ(切り上げ)は見送る(トレンドの勢いに勝てないだろうとの判断)
・山(谷)の形が曖昧なものは見送る
・短く、鋭く、山(谷)同士の距離が近いと◎
・多少離れていても2個目の山(谷)に抵抗になるものがあれば〇
など、ディナポリの開発意図も踏まえた基準を設けて、1か月分ほど検証してみました。
リスクリワード1:1だと、100回エントリーで 58勝42敗 勝率58%
1:2だと48勝52敗 48%
1:1で16ポイント、1:2で44ポイント勝ち越しとなりました。
負け回数は増えても、利益を伸ばした方が儲かるようです。
ゴールドは短期のトレ転が多く、このインジケータにマッチしていると思いました。
このような優れたインジケータを無料で公開していただいて、ありがとうございます。
また気づいたことがあればご連絡させていただきます。
バージョンアップも楽しみにしています。
エミネム様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
いろいろと検証もしていただき、本当に感謝申し上げます。
順次バージョンアップも進めていきますので、お待ちください。
これからもよろしくお願いいたします。
masa様
いつもインジケーターをご提供頂きありがとうございます。
シングルペネトレーションのほうのインジケーターも愛用させて頂いております。
こちらのダブルレポのインジケーターですが、1回目のブレイクと2回目のブレイクの間隔を”10本まで”に指定してアラートを出すようにする事は可能でしょうか?
ディナポリの手法通り、1回目と2回目のブレイクの間隔が8本~10本に収まる方が勝率が高いように感じます。
さとし様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
10本までに収まればという条件をパラメーターの設定で選択できるようにしたいと思います。
アドバイスをありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
masa様
ダブルレポのver1.1の更新ありがとうございます。いつも迅速にご対応して頂き感謝しかありません。m(__)m
早速ver1.1をダウンロードしようと上記の「ダウンロードはこちら(2021/11/15 ver1.1)」からダウンロードしてみたところ、何度やってもver1.0が表示されてしまいます。。。
あと、「ダブルレポ」「シングルペネトレーション」の両インジケータで表示されているDMA(期間3、表示移動3、simple、適用価格:close)が、単体で表示したDMA(上記と同条件)と比較すると少しずれて(遅れて)表示されていますが、これはそういう仕様になっているのでしょうか。少し気になってしまい。。。申し訳ありません。
五月雨式にたびたびのコメント失礼いたします。
さとし様
コメントありがとうございます。
今はダウンロードしても大丈夫だとは思いますが、もう一度試してもらってもよろしいでしょうか?
あと、ダブルレポとシングルペネトレーションを両方比較してみたいと思います。ご指摘ありがとうございます。コードも確認します。
これからもよろしくお願いいたします。
masa様
ご連絡ありがとうございます。
再度試してみたところVer1.1のダウンロードができました!
DMAの表示に言葉足らずでしたので補足させて頂きます。
DMA(期間3、表示移動3、simple、適用価格:close)
FXキーストンのダブルレポとシングルペネトレーションのインジケータはDMAの表示は同じです。
それに対して、自分でMT4のMoving AverageでDMAを設定した場合に表示されるDMAラインが、FXキーストンのインジケータで表示されるDMAラインと並べて見ると相違しているようでした。
お手数をお掛けしてしまい大変申し訳ございませんが何卒ご確認のほど宜しくお願い致します。
さとし様
コメントありがとうございます。
MT4のMoving AverageでDMAでやってもDMAラインと同じように表示されます。
なぜ環境によって変わるのか、理由がよく分かりません。しかし、一度調べてみます。
これからもよろしくお願いいたします。
シングルペネトレーションが本当に使える!
MT5でも使えるとありがたいです。
ナッチ様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
意外と使ってくださる方がいらっしゃるようで、MT5版も作ってみようと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
はじめまして!
FX歴5年を超えても、いまだにコツコツドカンを繰り返し、確固たる手法を築くことができない定年間近のオヤジです。
ダブルレポを検索していて、このページにたどり着き、インジケーターをダウンロードさせていただきました。
とても無償で配布されているとは思えない勝率の高さに驚きを隠しきれません。
本当にありがとうございます。
そんななか、早速の質問で大変恐縮ですが、ひとつお尋ねさせてください。
ダブルレポの矢印が表示される条件なのですが、8本以上(任意)のスラストのあと3-3DMAを割り込むこと2回目の理解で合ってますでしょうか?
もしかすると、1回目の交差は、交差だけでは不十分で、完全にローソク足が3-3DMAの内側に入りこむことが必要なのでしょうか?
と言いますのは、上昇局面で、1度3-3DMAを交差し、スラストが終了した後、2度目の交差で、矢印が出ない場面がありましたもので、困惑しております。このコメント欄では、画像をお見せできないので、言葉だけで上手く伝わるか不安ですが…自分の勉強不足が原因だとは思うのですが、同じような場面で、矢印が出ているところと矢印がでないところがあるので、どうしても、その原因というか理由を知りたくて、失礼を承知で質問させていただきました。
お休みのところ大変失礼いたしました。
なんとか勝ち組に入りたい一心でご無礼をお許しください。
KAZU様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
>ダブルレポの矢印が表示される条件なのですが、8本以上(任意)のスラストのあと3-3DMAを割り込むこと2回目の理解で合ってますでしょうか?
合ってます。
1回目の交差は交差だけで十分で、2回目の交差は完全にローソク足(終値)が3-3DMAの内側に入りこむことが必要です。
すみません、私もこのディナポリの手法がこれで合っているかという確証がなく、もしかしたら間違っているのかもしれません。もう一度確認したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
masa様
早速のご返信ありがとうございました。
作者様であられますmasa様と同一の視点で理解できれば十分であります。
その更なる活用の仕方については、自分もこれから勉強したいと思っています。こちらこそどうぞよろしくお願いします。