プライスアクション(ランウェイ)インジケーターでダウ理論の高値/安値を決める方法

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ダウ理論(Dow Theory)をご存知でしょうか。トレンドが発生しているかどうかを決定付ける重要な理論です。

上昇トレンドとは、直近の安値が上回って、直近の高値も上回って上昇
下降トレンドとは、直近の安値が下回って、直近の高値も下回って下降

FXの入門書にもよく載っています。

では、どこが高値なのか、どこが安値なのか、はっきりと決めることができますか?

今回はプライスアクションのランウェイ(ランウェイアップとランウェイダウン)を使って、高値と安値を決めてみましょう。

 

その前に・・・

最もポピュラーな高値と安値を決める方法

多くのチャートツールに標準搭載されている「Zigzag」(ジグザグ)というものがあります。これを表示させると一目瞭然。自動的に高値と安値を決めることができます。

ただし、リペイント(一度確定したかのように思えるが、時間の経過によって変化)するインジケーターとも言われ、高値と安値も自分の思い通りにいかないときがあります。

 

ポイント

ジグザグに似た指標にスイングポイントビューというものがあります。スイングポイントビューは単に高値と安値の価格を表示させたものがほとんどです。FXキーストンでもスイングポイントビューのインジケーターを開発しました。無料で公開中です。一度試してみてください。

プライスアクションのランウェイとは?

プライスアクションについてはロウソク足の形状であったり数本のロウソク足のパターンによって今後の予想を立てる分析方法です。ピンバー・包み線・はらみ線など、いくつか種類があります。

そのプライスアクションの中に、ランウェイというものがあります。これはFXTF公式サイトで陳満咲杜氏がプライスアクションを解説し、そこでランウェイについても詳しく解説されてます。

 

ランウェイアップとランウェイダウンをチャートで確認

具体的にランウェイアップとランウェイダウンをそれぞれ見ていきます。

ランウェイアップ

ランウェイアップかどうかを決めるには過去5本分(左に5本分)のロウソク足と未来5本分(右に5本分)のロウソク足が必要です。左の5本分の最高値と対象のロウソク足(下図ではR)の高値、右の5本分の最安値と対象のを比較します。

ランウェイアップ


ランウェイアップ・ルール
  • 左5本分の最高値 < ロウソク足Rの高値
  • ロウソク足Rの安値 < 右5本分の最安値

となったらランウェイアップとなります。

ランウェイダウン

ランウェイアップかどうかを決めるには過去5本分(左に5本分)のロウソク足と未来5本分(右に5本分)のロウソク足が必要です。左の5本分の最高値と対象のロウソク足(下図ではR)の高値、右の5本分の最安値と対象のを比較します。

ランウェイアップ


ランウェイダウン・ルール
  • 左5本分の最安値 > ロウソク足Rの安値
  • ロウソク足Rの高値 > 右5本分の最高値

となったらランウェイダウンです。

 

チャート上で確認してみましょう。どこがランウェイ(ランウェイアップ/ランウェイダウン)か、分かりますか?

ぱっと見て判断するのは難しいかもしれません。

 

ここはインジケーターの力を借りましょう。

 

FXTFのプライスアクションインジケーターを使って、ランウェイだけを表示する方法

FXTFにはMT4のオリジナルインジケーターが多数搭載されてます。その中でプライスアクションのインジケーター「FXTF – Price Action」があります。これを使うことですぐにランウェイを見つけることができます。

FXTF – Price Action

ただし、このままでは全てのプライスアクションが表示されるので、「ランウェイ」だけ表示させます。

 

パラメーターの設定

MT4のインジケーターのパラメーター設定をしてみます。下図のように「色の設定」の上2つだけを表示させます。他の項目はNoneにして色を消してください。

斜め向きの矢印だけになります。これでランウェイをすぐに見つけることができます。

 

ランウェイアップとランウェイダウンで高値と安値を決める

目的であった高値/安値をランウェイで決めていきます。

高値を決める

アップ矢印、ダウン矢印、アップ矢印

このパターンになったっときにアップ矢印とアップ矢印の範囲の最高値が高値となります。

安値を決める

ダウン矢印、アップ矢印、ダウン矢印

このパターンになったっときにダウン矢印とダウン矢印の範囲の最安値が安値となります。

高値と安値の間にラインを引く

高値と安値が決まったので、ラインを引いていき、ジグザグのようにしていきます。そうすると見やすくなります。

この高値と安値に注目をし、ダウ理論を考慮しながらトレンドかレンジかを判断してみると勝率も上がると思います。上の図は三角持ち合いかレンジに入ったと判断できます。

ぜひFXTFのオリジナルインジケーターを使って、トレードの参考にしてみてください。

FXトレード・フィナンシャル公式サイト

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