FX初心者におすすめの注文方法5選!新規+OCO注文で利確も損切りもバッチリ!

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FX初心者おすすめの注文方法

FXを始めたばかりの初心者の方にとって難しいポイントが注文方法ですよね。「OCO注文やトレール注文って何?」と思われている方も多いのではないでしょうか?

FXには数多くの注文方法があり、複雑な条件の注文も1回の注文で済ますことができます。もっとも、FX初心者がすべての注文方法を理解する必要はありません。

ここでは、まず最初に理解しておきたい5つの注文方法に絞って詳しく解説していきます。初心者の方が利確と損切りを徹底させるための注文方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

FX初心者が理解しておきたい5つの注文方法

成行注文(ストリーミング注文)

成行注文(なりゆきちゅうもん)はFXの最も基本的な注文方法で「今、このタイミングで買いたい売りたい」という場合に出す注文です。現状レートの水準で売り買いの注文をするため、注文が通りやすく素早く売買できるというメリットがあります。

成行注文では、ロット数(取引数量)を指定し、売りor買いを選択するだけなので非常にシンプルです。FX会社によってスプレッド(売値と買値の差)が表示されているので発注前に確認しておきます。相場の急変時にはスプレッドが大きく広がる場合もあるので注意が必要です。

FXにおいて売り買いの注文は注文を出した時点のレート(発注価格)ではなく、FX会社に注文が届いた時点でのレートで約定します(約定価格)。したがって、発注価格と約定価格に数銭ほどのズレが生じる場合があるということも理解しておきましょう。

もっとも、スキャルピングなどの超短期トレードをする場合以外はそれほど気にする必要はありません。FX初心者の方であれば、まず成行注文から新規注文を行い、決済注文で利確もしくは損切りすることに慣れることが大切です。

指値注文

FX初心者おすすめの注文方法

指値注文(さしねちゅうもん)は約定させる価格を指定する注文方法です。指定できる価格は新規買い注文なら「現状レートよりも低いレート」、新規売り注文なら「現状レートよりも高いレート」になります。買いポジションの決済注文であれば「現状レートよりも高いレート」、売りポジションの決済であれば「現状レートよりも低いレート」になります。

具体例

<新規注文>
■米ドル円が1ドル=100円のときに、99円に買い指値注文を入れる
■米ドル円が1ドル=99円のときに、100円に売り指値注文を入れる

<決済注文>
■米ドル円1ドル=100円の買いポジションに、101円で売り指値注文を入れる
■米ドル円1ドル=100円の売りポジションに、99円で買い指値注文を入れる

指値注文は現在のレートに対して、「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」という逆張りの注文方法になります。相場が下落トレンドであれば「ここまで下がったら反転して上昇するだろう」、上昇トレンドであれば「ここまで上がると反転して下落するだろう」という相場の読みです。

新規注文であれば天底や天井でのトレンド転換、上昇トレンド・下降トレンド途中での押し目買い・戻り売りなどに使える注文方法になります。一方、決済注文であれば利益確定(利食い)の価格を指定して注文を入れるのが決済指値注文です。

次に紹介する逆指値注文と合わせてFXの基本的な注文方法なので、しっかりと理解しておきましょう。


逆指値注文

FX初心者おすすめの注文方法

逆指値注文は名前の通り、指値注文の逆バージョンです。新規注文であれば「ここまで上がれば買う」「ここまで下がれば売る」、買いポジションの決済注文であれば「ここまで下がれば売る」、売りポジションであれば「ここまで上がれば売る」という注文になります。

具体例

<新規注文>
■米ドル円が1ドル=99円のときに、100円に買い逆指値注文を入れる
■米ドル円が1ドル=100円のときに、99円に売り逆指値注文を入れる

<決済注文>
■米ドル円1ドル=100円の買いポジションに、99円で売り逆指値注文を入れる
■米ドル円1ドル=100円の売りポジションに、101円で買い逆指値注文を入れる

逆指値注文は新規注文であれば現状レートに対して「ここまで上がれば、買う」「ここまで下がれば、売る」という順張りの注文方法になります。相場が上昇トレンドで「このレートを超えればさらに上昇する」、下落トレンドであれば「このレートを下回ればさらに下落する」と予測するタイミングで新規の逆指値注文を出します。

一方、決済注文として逆指値注文を使うのは「損切りをする場合」です。すでに持っているポジションに対して、予め決めておいた損切りするレートに逆指値注文を入れておくと、想定外の損失を防ぐことができます。逆指値注文は、指定レートに到達⇒逆指値注文の条件を満たす⇒決済の成行注文を出すという仕組みです。

指定したレートで約定する指値注文と違い、逆指値注文は指定したレート以上もしくは以下になった時点で成行注文を出すので相場状況によって指定レートと約定価格にズレが生じる場合があります。これをスリッページといい、相場の急変時にはより不利な価格で約定する場合もあるので注意が必要です。

FX初心者の方であれば、まず損失を限定させるための逆指値の決済注文を使いこなせるようになるのが最優先。1回当りの損失許容額と損切り幅を決めて、逆指値注文の決済注文を毎回入れるようにしましょう。FXは「いかに1回の負けを抑えて、利益を大きく獲るか」が重要なポイントです。

OCO注文

FX初心者おすすめの注文方法

OCO注文は「One Cancels the Other」の略で、1度に指値と逆指値の注文を両方出し、一方が約定すればもう一方は自動的にキャンセルされるという注文方法です。


具体例

<新規注文>
■米ドル円が1ドル=120円のときに、119円に買い指値注文と121円に買い逆指値注文を入れる
■米ドル円が1ドル=120円のときに、121円に売り指値注文と119円に売り逆指値注文を入れる

<決済注文>
■米ドル円1ドル=120円の買いポジションに、121円で売り指値注文と119円の売り逆指値注文を入れる
■米ドル円1ドル=120円の売りポジションに、119円で買い指値注文と121円の買い逆指値注文を入れる

OCO注文は、すでに保有しているポジションの決済注文として使うのが便利です。利確の指値注文と損切りの逆指値注文を同時に出し、片方が約定するともう片方は自動的にキャンセルされる注文方法になります。

米ドル円で1ドル=120円の買いポジションを持っているときに、予測通り上昇すれば121円で利確させたいが、逆行した場合にも備えて119円で損切りの逆指値注文も入れておきたいといった使い方をします。もっとも、OCO注文では利確のレートも指定するので、予測通り相場が動いた場合に利益を伸ばしづらくなります。

そんなときは、次に紹介するトレール注文が便利です。

トレール注文

FX初心者おすすめの注文方法

トレール注文は、レートの動きに応じて逆指値注文の値が変動する注文方法です。買い注文であれば、あらかじめ設定したトレール幅で現状レートに追従するように逆指値の水準が上昇していきます。一度、上昇した逆指値の水準は下がらないため、レートが戻ってきたタイミングで逆指値注文が約定します。

具体例

<新規注文>
■米ドル円が1ドル=100円のときに、トレール幅1円で売りの逆指値注文(現時点では99円)を出す。
⇒米ドル円が1ドル=100.50銭に上昇すると、逆指値の指定レートも99円50銭に上昇
⇒現行レートとトレール幅1円を保ち続ける。
⇒1ドル=99.50銭まで下がった段階でトレール注文の売り逆指値注文が約定。

<決済注文>
■米ドル円1ドル=100円の買いポジションを持っている場合、トレール幅50銭で決済の逆指値注文(現時点では99円50銭)を出す。
⇒米ドル円が1ドル=100円50銭まで上昇すると、逆指値の指定レートも100円に上昇
⇒現行レートとトレール幅50銭を保ち続ける。上昇し続ける限りトレール幅で追従する。
⇒現行レートが下降してきたら、固定された逆指値注文の指定レートで利益確定。

トレール注文もOCO注文と同様、主に決済で使われる注文方法です。損切りラインを決めると逆指値注文がレートに追従していくため、利益を最大限に伸ばしつつ、利確と損切りが同時にできる便利な注文方法になります。

あらかじめトレール幅を設定すると、現行レートとの間でトレール幅を維持しながら逆指値の値が変ります。買い注文であれば一度上昇した逆指値の値は下がることはないため、最初に設定したトレール幅分の利益が出ると建値の位置まで損切りラインが自動的に上がります。

後は、利益を伸ばしつつ損切りラインを段階的に上げていけるため、利益を最大限に伸ばすことが可能。トレンドが大きく出ている場面ではトレール注文が有効です。FX初心者の方でも、トレール注文は理解しておきたい注文方法なので、デモトレードでしっかりと練習しておきましょう。

別記事にて各FX会社の注文方法を比較しているので、どのFX会社でどんな注文方法ができるのか気になる方はそちらもご確認ください。

FX初心者は「新規発注+OCO注文」を徹底する!

FX初心者おすすめの注文方法

ここまでFXの注文方法について解説してきましたが、FX初心者の方がまず心がけるべきポイントは「利確と損切りの位置を決めておく」ということです。

FXはギャンブルではありません。何となくポジションを持って上がった下がったで一喜一憂していてはFXで勝ち続けることは難しいでしょう。

多くの勝っているトレーダーは「ここまで行ったら利確、損切りはここで」といった明確なトレードプランを持っています。特に、損切りに関しては最初に決めておかなければ大きな損失を出しかねません。

そこで、FX初心者はまず「新規発注+OCO注文」を徹底することから始めましょう。新規注文をするときは必ずOCO注文もセットで行います。OCO注文では利確の指値注文と損切りの逆指値注文を最初に設定するため、あらかじめ決めたルール通りにトレードが行えます。

ポジションを持った後でレートが変動してもOCO注文を出しておけば、早すぎる利食いを防いだり適切なタイミングで損切りをすることができます。OCO注文を出すには利確と損切りの位置を決めなければいけないので、トレードプランを考えるきっかけにもなります。

FX初心者の方は「新規注文+OCO注文」を徹底して、最初に決めたルール通りにトレードするのが大切なポイントです。

 

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慣れるまでデモトレードで発注の練習しよう!

「注文方法は分かったけど、いきなり本番でするには不安」という方も多いかと思います。そんな方はまずデモトレードで上記で紹介した注文方法を試してみてください。実際にやってみると感覚が掴めるかと思います。別記事にて、デモトレードを提供しているFX会社をまとめているので、気に入ったFX会社のデモトレードで練習してみてくださいね。

FX初心者デモトレード