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【FX】外貨両替・現受ができる会社を比較!両替のやり方や手数料、外貨出金・入金まで解説
「海外旅行のための外貨が欲しいけど、両替手数料が高くて困る…」
「銀行よりもお得な外貨両替の方法はないの?」
という悩みや疑問をお持ちの方におすすめなのが、FX会社で行う「外貨両替」または「現受け」です。いくつかのFX会社では、口座内で日本円を米ドルやユーロに両替したり、保有ポジションを外貨のまま受け取る(現受け)ことが可能となっています。
FX会社での外貨両替は、銀行窓口や外貨ショップなどと比べて、両替に必要な手数料が安いのが魅力。例えば、GMOクリック証券では両替手数料が無料です。
ただし、FX会社で両替・現受けを行う場合は、各社の口座開設が必要であったり、外貨出金の際には別途手数料が発生したりといった条件・ルールもあります。
当記事では外貨両替・現受けを扱っている数少ないFX会社を紹介しつつ、各社の手続きについて分かりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「外貨両替」「現受け」対応のFX会社一覧
最初に、「外貨両替」「現受け」を取り扱っている、おすすめの国内FX会社を一覧表にまとめました。対応業者は少ないですので、気になる業者があればチェックしてみてくださいね。
FX会社 | 両替/現受対応外貨 | 両替/現受手数料 | サービスの特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
GMO外貨 | 8通貨 (米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、香港ドル) |
無料 | ・「現受」による両替に対応 ・1,000通貨単位で交換可能(※1) ・外貨出金1回につき1,500円の手数料が発生(ただし、月間合計取引数量が100万通貨以上の場合は翌月に返却) |
詳細 |
GMOクリック証券 | 1通貨 (米ドル) |
無料 | ・「外貨両替」に対応 ・両替時のスプレッドは0銭 ・対ドル銘柄の決済損益やスワップを米ドルで受取可能 ・最低両替金額の設定は無し(※2) ・外貨出金1回につき1,500円の手数料が発生 |
詳細 |
マネックス証券 | 2通貨 (米ドル、ユーロ) |
両替:無料 現受:有料(※3) |
・「外貨両替」「現受」の両方に対応 ・外貨両替の場合は売値/買値レートにそれぞれ20ポイント加算 ・現受けの場合は数量に応じて手数料が発生 ・外貨出金1回につき2,000円の手数料が発生 ・外貨入出金を行う際はコールセンターへの連絡が必要 |
詳細 |
(※1:香港ドルのみ10,000通貨単位)
(※2:1円または1セント未満の両替は不可)
(※3:1,000通貨〜9,000通貨の場合は1,000通貨あたり2,000円、1万通貨以上の場合は1,000通貨あたり200円。例:11,000米ドルの現受けには2,200円の手数料が発生)
【GMOクリック証券】米ドルの入出金対応を開始!
2024年7月29日(月)より、GMOクリック証券の「外貨取扱サービス」にて、米ドルの入出金対応がスタートしました!外貨入金手数料は0円、外貨出金手数料は1,500円となっています。ちなみに、外貨入金での入金先は三井住友銀行です。
GMOクリック証券の外貨両替は両替手数料0円、スプレッドなし(FXネオのMIDレート採用)なので、両替に必要なコストもかなり魅力的。
また、GMOクリック証券の「外貨取扱サービス」では、対ドル通貨ペアの決済損益やスワップを米ドルで受け取ったり、米ドルを必要証拠金として利用することも可能です。
GMOクリック証券の「外貨取扱サービス」は、同社のFX口座(FXネオ)を持っていれば利用可能。もちろん、口座開設手数料は無料です。コストを抑えて外貨両替したい方、FX口座にて米ドルを保有しておきたい方はぜひご注目ください。
「外貨両替」「現受け」について
「外貨両替」
「外貨両替」は文字通り、日本円を外貨に両替、あるいは外貨を日本円に両替したりするサービスです。
「GMOクリック証券」や「マネックス証券」にて外貨両替が利用できます。ちなみに、マネックス証券では米ドルをユーロに、ユーロを米ドルに両替することも可能。
各社のFX口座を開設し、取引画面内にて外貨両替手続きを行えます。
「現受け」
「現受け」は保有しているポジションを外貨のまま受け取るサービスです。例えば、円を米ドルに交換したい場合は、米ドル円の買い注文を行い、現受け手続きを行って米ドルを受け取るという流れになります。
日本円を外貨にして受け取る場合は現受けですが、逆に、外貨を日本円にして受け取る場合は「現渡し」と呼ばれます。
外貨両替とは異なり、現受けを行う場合はFX取引にてポジションを保有する必要がある、というのが特徴的。
現受けは「GMO外貨」や「マネックス証券」にて利用できます。
「外貨入金」「外貨出金」について
「外貨入金」
「GMO外貨」「GMOクリック証券」「マネックス証券」では外貨入金が可能です。
例えば「GMO外貨」では、米ドル・ユーロ・豪ドル・ニュージーランドドル・英ポンド・スイスフラン・カナダドル・香港ドルを入金し、取引証拠金として利用できます。
「外貨出金」
日本円を外貨に両替したい方にとっては、外貨出金の方が気になるかと思います。
外貨入金と同じく、「GMO外貨」「GMOクリック証券」「マネックス証券」では外貨出金も対応。
FX会社の外貨両替または現受けは手数料がお得ですが、「GMO外貨」「GMOクリック証券」「マネックス証券」での外貨出金時には、一定の手数料が発生するのでご注意ください。
「GMO外貨」「GMOクリック証券」では依頼1回につき1,500円、「マネックス証券」では1件あたり2,000円の出金手数料が必要となります。いずれも金額で増減するわけではなく一律なので、ある程度まとまった金額を出金する方がお得です。
ただし、「GMO外貨」には外貨出金手数料の返却制度が存在します。
(※:出所 GMO外貨公式サイト 出金について)
月間の合計取引手数料(現受現渡を除く)が100万通貨以上の場合、その期間中の外貨出金手数料を翌月に返却してくれるのです。アクティブトレーダーの方は要チェック。
FX各社の「外貨両替」「現受け」の解説
GMO外貨
GMO外貨(外貨ex)では「現受け」形式での外貨両替を利用できます。現受けを利用する場合は外貨ex口座の開設が必須。
既にお伝えしている通り、「現受け」はFX取引にてポジションを保有し、外貨の買いポジションを外貨のまま受け取るサービス。
同社の「現受け」は1,000通貨単位で利用できます。香港ドルのみ10,000通貨単位。また、ポジションごとに「現受け」できるのですが、そのポジションの一部だけ交換するといったことはできず、該当ポジションをまとめて交換することになります。
GMO外貨の「現受け」は交換手数料が無料となっています。ただし、同社の外貨出金には1件あたり1,500円の出金手数料が設定されています。が、月間の合計取引手数料が100万通貨以上の場合は、出金手数料が返却されるのがポイント。
外貨出金の際に、登録している金融機関によってはリフティングチャージなどの手数料が発生する場合があるので、その点は金融機関にご確認ください。
GMO外貨「現受け」のやり方・手順
GMO外貨の現受け・現渡しを利用する場合は、会員ページの「通貨の交換(現受・現渡)」をクリックします。
現受けを行うポジションを保有している場合は「現受・現渡画面へ」をクリック。まだポジションを保有していない場合は、新規注文を行いましょう。
現受・現渡の画面が表示されたら、まずは現受けを行うポジションを選択します。該当ポジションの注文番号をクリック。
確認画面が表示されますので、問題なければ「現受・現渡実行」をクリックしましょう。
これで現受けが完了です。出金依頼をする場合は次に進みましょう。
GMOクリック証券
GMOクリック証券(FXネオ)では2024年4月22日より、外貨取扱サービスが新たにスタートしました。
FX口座内にて日本円から米ドル、もしくは米ドルから日本円への両替が可能。さらに、対ドル通貨ペアの決済損益やスワップを米ドルで受け取ることもできます。
GMOクリック証券はGMO外貨とは違い、純粋な「外貨両替」に対応。現受けのようにポジションを保有しなくても、入金した日本円を米ドルに両替したりできます。
同社の外貨両替は手数料が無料。しかも、両替レートはBIDレートとASKレートの中間値(MIDレート)が適用されるため、両替のスプレッドが0銭なのもポイント。
また、外貨入金の手数料は0円。外貨出金手数料は1,500円必要ですが、他社と比べると低コストとなっています。
(※:お客様の取引銀行で発生する手数料はお客様負担)
GMOクリック証券「外貨両替」のやり方・手順
GMOクリック証券の外貨両替を利用する場合は、会員専用マイページの「入出金・振替」画面にある「両替」をクリック。
また、スマホアプリの「外貨メニュー」をタップすれば、ブラウザにてPCと同じ画面を表できます。
こちらが外貨両替の画面(外貨メニュー)です。日本円を両替する場合は日本円を選択して金額を入力。両替後の参考値が表示されますので確認しておきましょう。
確認画面に表示される内容が問題なければ「確定」をクリック。これで完了です。
米ドル円を日本円に両替する場合は、米ドルを選択して、同じように金額を入力。確認画面の内容が問題なければ「確定」しましょう。
マネックス証券
マネックス証券(FX PLUS)もFX口座にて外貨両替サービスを利用可能。同社は外貨両替と現受け・現渡しの両方に対応。外貨両替は「コンバージョン」、現受け・現渡しは「デリバリー」という名称で提供されています。
マネックス証券の外貨両替は日本円を米ドルもしくはユーロに、米ドルもしくはユーロを日本円に両替できる上に、米ドルとユーロ間での両替も可能です。
外貨両替の両替手数料は無料なのですが、提示レートの売値と買値にそれぞれ20ポイント(20銭)の外貨調達コストが加算されるため、これが実質的な手数料と言えます。
現受け・現渡しはデリバリー手数料が設定されています。1,000通貨〜9,000通貨の場合は1,000通貨あたり2,000円、1万通貨以上の場合は1,000通貨あたり200円。例えば、11,000米ドルの現受けを行う場合は、2,200円の手数料が発生します。現受けは1,000通貨単位での利用が可能。
外貨出金時には、1件あたり2,000円の出金手数料が発生します。
また、マネックス証券で外貨出金を行う場合は、コールセンターに電話して、「外貨出金依頼書」を受け取って返送する、という手続きが必要になります。ちなみに、外貨入金時にもコールセンターへの連絡が必要。
マネックス証券「外貨両替」のやり方・手順
外貨両替(コンバージョン)を利用する場合は、FX PLUS取引画面の「コンバージョン」をクリック。
注意事項が表示されますので、確認できたらチェックを入れて「コンバージョン(両替取引)へ」をクリックします。
支払い通貨や支払金額などを指定して、「確認・実行画面へ」をクリック。
表示されている内容に問題なければ「実行」をクリックしましょう。
マネックス証券「現受け」のやり方・手順
現受けを行う場合は、まず「建玉一覧」をクリック。
各ポジションの右側に「デリバリー」というボタンがあるので、現受けを行うポジションのボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、問題なければチェックを入れて「デリバリー実行」をクリックしましょう。
セントラル短資FX
セントラル短資FXが提供しているサービスの一つ、FXダイレクトプラスにて外貨両替が利用できます。セントラル短資FXの外貨両替は「両替」と「受渡」の2つ。少額の両替ですぐに外貨が欲しい場合は両替、将来的に必要になる外貨の為替変動リスクを抑えたいのであれば受渡が便利です。
【セントラル短資FX】両替と受渡の違い
両替 | 受渡 | |
---|---|---|
利用例 | 少額の外貨調達または円転 | 将来必要な外貨の調達及び為替変動リスクのヘッジ |
手数料 | 両替手数料:無料 | 受渡手数料:1通貨あたり5銭 |
適用レート | 両替実行時の取引レートに10銭を加算または減算したレート | 受渡のために取引した建玉の約定レート(※1) |
特徴 | 口座内に現金を入出金する扱い スワップポイントは発生しない 建玉管理が不要 |
建玉の反対売買を行わず、総代金を振り込むことで決済 スワップポイントが発生する 建玉管理が必要 |
注意点 | 指値は利用不可 100分の1通貨単位まで両替可能 |
建玉を建てるときは指値を利用可能 1万通貨単位から受渡可能(※2) 受渡期間は自由に設定可能(※3) |
※1:建玉の価格は決済されるまで維持されます。
※2:複数の建玉合算は不可
※3:当該通貨の決済可能日までが期限となります。
セントラル短資FXの両替
「両替」は、数万円から数十万円の旅行資金にするために円を外貨に換えるときに最適。取引口座にある円(もしくは外貨)であれば、リアルタイムの為替レートですぐに両替することが可能です。Web取引システムにて行う操作は分かりやすく、両替手数料も無料なのが嬉しいポイント。
ただし、外貨へ両替する際のレートは、通常配信しているレートに10銭が加算された外貨両替レートとなりますので、その点はご留意ください。外貨の送金に掛かる手数料は金融機関ごとに変わってきます。両替はFX取引ではないため、建玉を管理する必要はありません。
セントラル短資FXの受渡
法人で将来の為替変動リスクに備えておきたい場合に有効なのが「受渡」です。受渡は、建てたポジションを利用して外貨と円を交換するサービス。取引時のレートで外貨を確保できるため、将来的に値下がりしたり値上がりしたりという為替変動リスクをヘッジできます。
具体例:来年の夏にヨーロッパからワインを仕入れるため10万ユーロが必要なケース
セントラル短資FXの取引口座にて、10万ユーロのポジションを取引時のレートで保有。来年の夏まで保有し、資金が必要なタイミングで総代金を振込み決済を行えば、取引時のレートで10万ユーロを確保することができます。取引するタイミングで資金を準備する必要はなく、ロスカットに耐えられるだけの証拠金の入金だけで済みます。
受渡手数料は1万通貨当り500円、10万ユーロであれば5,000円の手数料です。受渡後、外貨を出金する際には送金手数料も別途必要になりますが、送金手数料は「三井住友銀行」「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行(本店)」であれば無料、その他の金融機関では一律1,500円です。
法人として多額の日本円を外貨に換える場合、為替の変動に大きな影響を受けます。現時点の為替レートで外貨を保有できるのは大きなメリット。そして、ポジションを持つ時点では資金を全額準備しなくてもよいのも利点の1つです。外貨の需要がある法人を経営している方はセントラル短資FXの受渡が要チェック。
対象通貨 | 米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、加ドル、スイスフラン |
---|---|
両替単位 | 両替:0.01通貨から 受渡:10,000通貨から |