ここでは、米国株式の24時間取引に対応している国内業者を徹底解説しています。
「そもそも米国株式の24時間取引は可能なの?」「対応している証券会社はどこ?」「手数料などの特徴は?」といった疑問にお答えします。
また、現物取引だけでなく米国株式の「CFD取引」で24時間取引に対応している国内業者も紹介。さらに、24時間対応ではないけれど、時間外取引ができるおすすめ業者も解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
米国株式の24時間取引は可能?
米国株式の24時間取引に対応している国内業者は、僅かですが存在します。
例えば「moomoo証券」では6,000以上の米国株銘柄にて24時間取引が可能。
アメリカの取引所が開場している時間帯は日本での夜中になりますが、moomoo証券では日本時間の日中でも取引できます。突発的な変動が起きた場合にも、臨機応変に対応できる環境が魅力。
しかも、moomoo証券ではどの時間帯で取引しても低水準の取引手数料が適用される、というのも大きなメリット。
また、人気FX業者の「外為どっとコム」では、CFDサービス『CFDネクスト』を取り扱っており、同社でも米国株式の24時間取引が可能です。CFD取り扱い業者としては初の対応となります。
CFDは、FXのような感覚でレバレッジをかけて各種銘柄を取引できるサービス。米国株式では最大5倍のレバレッジを活用できます。
外為どっとコムはmoomoo証券ほど取り扱い銘柄は多くないですが、アップルやアマゾン、エヌビディア、テスラなど有名企業の株式を取引可能。しかも、取引手数料が無料なのもポイントです。
米国株式の24時間取引に対応している国内業者はココ!
米国株式の24時間取引に対応している、国内のおすすめ証券会社・CFD取り扱い業者を以下にまとめました。対応銘柄数と取引手数料、業者の特徴も併記しています。気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
24時間取引対応の「証券会社」
証券会社 | 対応銘柄 | 取引手数料 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
moomoo証券 | 6,000銘柄以上 | 0.132% | ・話題の「moomooアプリ」が無料 ・取引時間と手数料で選ぶならココ! |
詳細 |
ウィブル証券 |
60銘柄以上 | 0.22% | ・多機能ツール「Webullアプリ」 ・「米国株オプション」対応 |
詳細 |
(※:「対応銘柄」の項目には24時間取引に対応している米国株式の銘柄数を記載)
(※:「取引手数料」はいずれも税込)
(※:moomoo証券は「ベーシックコース」と「アドバンスコース」の2つの取引手数料コースに対応、表内では「ベーシックコース」の手数料を掲載。同社の手数料の詳細はこちら)
24時間取引対応の「CFD取扱業者」
CFD取扱業者 | 対応銘柄 | 取引手数料 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
外為どっとコム |
7銘柄 | 無料 | ・低水準スプレッドを実現 ・CFD取扱会社初の米株24時間取引対応 |
詳細 |
(※:「対応銘柄」の項目には24時間取引に対応している米国株式の銘柄数を記載)
(※:外為どっとコムの取引手数料は無料ですが、取引の際にはスプレッドが発生します)
外為どっとコムの『CFDネクスト』では、米国株式24時間対応を記念して「新規取引量に応じて最大100万円キャッシュバック!」キャンペーンを開催中です!
キャンペーン期間内における対象銘柄の新規取引数量に応じて、現金を最大100万円キャッシュバック。日経平均と金スポットのCFD銘柄や、アップルやアマゾンなどの株式CFD銘柄が対象となっているのがポイントです。銘柄ごとのキャッシュバック金額の内訳は以下の通り。
キャンペーンは2024年7月29日AM7:00~2024年8月31日AM5:30までの期間限定。取引数量が多くなるほどキャッシュバック金額が増額されるので、大口取引や短期取引をされる方におすすめ。期間限定キャンペーンなのでお見逃しなく!
24時間取引に対応している国内業者を解説!
moomoo証券(現物取引)
既にお伝えしている通り、moomoo証券は米国株式の24時間取引に対応しており、かつ24時間取引を利用できる米国株銘柄が6,000以上も揃っているのが魅力。
「moomoo証券って怪しくないの?」と気になる方もいるかもしれませんが、同社は金融庁に登録された国内証券会社です。イメージキャラクターは松重豊さん。
moomoo証券は手数料の安さも魅力のひとつなのですが、同社ではどの時間帯で米国株式を取引しても、低水準の取引手数料が適用されるのもポイント。取引手数料はSBI証券や楽天証券などと比べても魅力的な水準となっています。
また、moomoo証券は高品質なスマホアプリ・PCツールもおすすめ。米国株の株価やチャートはもちろんのこと、決算情報や売上構成、最新ニュース、市場建玉分布、企業評価、機関投資家の持株比率などなど多彩な情報を自由に閲覧できます。
moomoo証券の取引サービスと取引ツールに関しては、別記事にて詳しく解説しています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
外為どっとコム(CFD取引)
外為どっとコムのCFDサービス『CFDネクスト』では、アップルやエヌビディアなどの米国株式CFDに対応しています。
昨今、CFDサービスを扱っている国内業者は増加傾向にあるのですが、実は、株式CFDに対応している国内業者はかなり少数派。ですので、株式CFDを扱っているだけでも大きなメリットと言えます。
外為どっとコムの『CFDネクスト』では米国株式CFDにて24時間取引が可能です。ゴールドや日経225などの銘柄で、ほぼ24時間の取引を行える国内業者は複数存在しますが、米国株式CFDの24時間取引に対応しているのは外為どっとコムが初。
また、外為どっとコムでは取引手数料が無料なのも大きな特徴です。moomoo証券やウィブル証券は取引手数料が発生しますので、コストを抑えたい方には外為どっとコムがおすすめ。ただし、取引の際はFXのようにスプレッドが発生します。
外為どっとコムにおける具体的な取り扱い銘柄と取引時間の内訳は上記の通り(標準時の取引時間を掲載)。基本的には24時間取引が可能ですが、正確に言うと、月曜日は午前10:00(夏時間は午前9:00)からの取引となり、かつメンテナンス時間は取引できません。
ウィブル証券(現物取引)
ウィブル証券(Webull証券)では現物取引にて米国株式の24時間取引が可能。moomoo証券と同じく外資系ですが、ウィブル証券も金融庁に登録された国内証券会社です。
ウィブル証券では、同社の選定基準に基づく米国株式60銘柄以上にて、24時間取引に対応しています。現状はmoomoo証券よりも少ないですが、同社では約7,000銘柄の米株を取り扱っているため、今後の対応銘柄拡張に期待です。
ウィブル証券は24時間取引の対応以外にも数多くのメリットを持っていますが、特に業界最低水準の取引手数料は要チェック。国内の大手ネット証券と比べても魅力的な水準となっています。
また、ウィブル証券では高機能なスマホアプリ・PCツールを無料で提供しているのもポイント。リアルタイム株価や大口投資家の売買状況、最新ニュースなどのチェックに役立ちます。ちなみに、米国株オプションに対応しているのもウィブル証券の特徴。
米国株式の「時間外取引」に対応している証券会社は?
米国株式の24時間取引には対応していないけど「時間外取引」には対応している、というおすすめの国内証券会社も紹介します。選択肢の幅が広がると思いますので、ぜひ以下の業者もチェックしてみてくださいね。
IG証券(CFD取引)
IG証券は一部の米国株式銘柄にて「取引時間拡大」を適用しています。対象銘柄はアップルやアマゾン、テスラ、コカ・コーラなど多数。
該当銘柄には「All Sessions」と表記されており、検索すれば出てきます(中にはAll Sessionsと書かれていないけれど、取引時間が延長されている銘柄もあります)。
該当銘柄は18:00〜翌10:00(夏時間は17:00〜翌9:00)の時間帯で取引が可能です。金曜のみ18:00〜翌7:00(夏時間は17:00〜翌6:00)の時間帯。
時間外取引に対応していない銘柄も含めると、IG証券は12,000銘柄以上の個別株CFDに対応しているので、取引時間と対応銘柄数で選ぶなら同社がおすすめです。
マネックス証券(現物取引)
マネックス証券は米国株の「国内店頭取引」と「委託取引」の両方に対応。従来は後者の委託取引のみ対応で、日本時間だと夜間から翌朝のみが取引可能時間だったのですが、国内店頭取引の対応により日中(日本時間12:00〜17:00)も米国株の取引可能時間となりました。
国内店頭取引で取り扱っている銘柄はアマゾンやApple、テスラなどNYダウ工業株構成銘柄等を参考とした30銘柄のみ。ですが、今後は要望に応じて対応銘柄を順次拡大していく予定とのこと。
日中に米国株を取引できるのはメリットなのですが、マネックス証券の国内店頭取引の場合は取引価格にスプレッド(現地市場の終値より買付提示価格は概ね1.5%高く、売付提示価格は概ね1.5%低くなります)が加減されますのでご留意を。
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