【レビュー】「百戦錬磨のディーリング部長が伝授する 「株式ディーラー」プロの実践教本」を読んだ感想

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秋になりました。朝晩は冷え込みますが、昼間はポカポカ。この時期がいちばんいいですね。

今回はこの本を読んでみました。

百戦錬磨のディーリング部長が伝授する 「株式ディーラー」プロの実践教本

工藤哲哉氏著の「百戦錬磨のディーリング部長が伝授する 「株式ディーラー」プロの実践教本」です。

工藤哲哉氏は、山和証券の執行役員ディーリング部長(兼シンガポール支店長)としてマネジメントとディーラーを行っている方です。プロ中のプロが書いた本になります。

表題の通り、株式の話ですが、FXのトレードに通じるものがあります。読んでも全く損はありません。1,500円(税別)であり、手法を知れて勝てるようになるものではありませんのでそういうものを期待している人は買っても意味がないでしょう。

株式ディーラーとしての心構えであったり、メンタルをどうするのか、プロはどう考えているのかを具体的に知ることができる貴重な本だと思います。

特に読んでほしいのがメンタルコントロールの部分です。「メンタルは鍛えることができる」という言葉から、どうすればいいのかが書かれてあります。

  1. 一度負けたら相場と距離を置く
  2. トレード・ポジションを客観的に分析する
  3. 非合理的な行動をとらない
  4. トレードの「根拠」を見失わない
  5. 観察者になれるのが理想
  6. 自分はただの凡人であると自覚する
  7. 大きくなるには時間がかかる

一つ一つの考え方が本当に重要だと思います。それぞれの項目はさすがプロですし、プロだからこそ当たり前のこと。特に「根拠」を見失わないは本当に大事です。シナリオ通りに、自分の手法に従わない限り、長期的に勝ち続けることは難しいでしょう。

プロの実践教本という題名に偽りはないです。

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