この記事では牛肉(生牛先物)や豚肉(赤身豚肉先物)のCFD取引に対応した国内FX・CFD会社をご紹介。
ここ数年でCFD取引に対応した会社はかなり増えてきていますが、牛肉や豚肉を取り扱いしている会社はかなり絞られます。
証拠金はいくらから取引できるのか、各社の特徴も交えつつ解説しているので会社選びの参考としてご活用ください!
牛肉・豚肉の先物CFD対応の業者一覧
CFD取扱業者 | 最低取引数量 | 取引時間 | 業者の特徴 | 公式サイト |
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GMOクリック証券 | 0.1単位 | 23:30-4:00 | 全CFD銘柄が取引手数料0円 大手ネット証券 |
詳細 |
IG証券 | 2単位(※1) | 23:30-4:05 | CFD17,000銘柄以上 高機能ツール |
詳細 |
楽天証券(楽天CFD) | 1単位 | 23:30-03:55 | 高機能アプリ「iSPEED」対応 大手ネット証券 |
詳細 |
GMO外貨 | 0.1単位 | 23:30-4:00 | TradingView対応 低水準スプレッド |
詳細 |
(※:取引時間は標準時間の情報を記載しています。楽天CFDは生牛のみ取り扱いしており豚肉のCFD取引は対応していません。)
(※1:IG証券の最低取引数量はシカゴ生牛先物円建て銘柄の数値を記載。)
GMOクリック証券はCFD取引高で国内トップクラスの会社です。そのGMOクリック証券にてCFD銘柄の拡充が実施され「牛肉」「豚肉」のCFD取引が可能になりました。
同社のCFD銘柄は株価指数、株式、商品、バラエティ(米国VI)と多彩なCFD銘柄に対応していますが、今回の拡充でさらに取引の幅が広がりました。
畜産系銘柄の追加は今回が初めてです。GMOクリック証券は取引単位も小さく、少額から取引が可能なので要チェックです!
牛肉・豚肉のCFD取引について
牛肉と豚肉はアメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)にて商品先物として取引が行われ、国際価格の指標となっています。
以下はTradingViewで生牛先物と赤身豚肉先物の月足チャートを表示させたものです。
生牛先物は現在、歴史的な高値圏で推移しています。この高騰は2020年頃から始まっており、現在でも先物価格は高止まりしています。
この背景には中国からの豚肉供給の増減(豚肉の供給が減ると相対的に牛肉の需要が高まる)、大手メーカーの販売動向、自然災害(干ばつなど)による穀物価格の上昇、人件費の高騰などがあります。
牛肉や豚肉を含む商品相場はFX(外国為替)と比べて値幅が大きく、ボラタイルなマーケットです。今後の相場動向を見極めるのは難しいですが、短期的にCFD取引でポジションを持つには十分なボラティリティがあります。資金管理を徹底して取引に望んでいただければと思います。
牛肉・豚肉CFDはいくらから取引できる?取引単位は?
FX/CFD会社 | 銘柄 | 取引単位 | 最低証拠金額 | 公式サイト |
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IG証券 | シカゴ生牛先物($2) 期限あり |
0.25ロット | 72,934円 | 詳細 |
IG証券 | シカゴ生牛先物(¥100) 期限なし |
2ロット | 190,195円 | 詳細 | IG証券 | シカゴ豚赤身肉先物($2) 期限あり |
0.5ロット | 63,949円 | 詳細 |
※最低証拠金は2024年12月18日時点の取引ツールで確認した数値を掲載。
DMM CFDにて新規8銘柄の追加が実施されました。今回追加されたのは農産・畜産系のCFD銘柄です。
生牛、赤身豚肉、小麦、砂糖など普段の生活でよく利用する銘柄です。生牛・赤身豚肉も追加されたことで会社選びにも幅が出ました。
DMM CFDは取引手数料や出金・クイック入金手数料もすべて無料。スマホでスピード本人確認を利用すれば最短即日から取引がスタート可能です。
取引ツールはシンプルさと機能性を合わせもったスマホアプリ、インストール版・Webブラウザ版の両方に対応したPCツールを提供しています。
CFD業界初となるLINEでのカスタマーセンター問い合わせなどサポート体制も充実。手軽にCFD取引をするならDMM CFDも要チェックです!
牛肉・豚肉CFD対応業者の特徴は?
GMOクリック証券
冒頭でも簡単に紹介しましたが、GMOクリック証券にて銘柄追加が実施され、畜産系銘柄として「牛肉」と「豚肉」の取引が可能となりました。
これでCFDの取扱銘柄は150銘柄まで拡充。ゴールドやシルバーなどの貴金属、鉄鉱石などのベースメタルの他、WTI原油、コーン、大豆、コーヒーなど幅広い銘柄が取引可能です。
上記は同社のWebブラウザ版取引ツールの画面です。こちらはシンプルに発注するときに便利なツールです。
画面右側から銘柄を簡単に選択できるのでCFD初心者の方でも操作には迷いません。
GMOクリック証券の特徴は「取引単位が小さい」という点です。少額取引に対応しており、牛肉は最小0.1ロットから取引が可能。
これだけ証拠金が小さければ値動きの激しい商品相場でも余裕を持ったポジションが建てられますね。もちろん、大口の発注も可能です。
先ほど紹介したツールは発注機能がメインですが、分析に特化した「プラチナチャート」というチャートツールも用意されています。
プラチナチャートは38種類のテクニカル指標と25種類の描画オブジェクトを標準搭載。最大16画面のパネル分割や同社のFXサービス「FXネオ」の通貨ペアを同時に表示することも可能です。
取引ツールはその他にも高機能なスマホアプリやApple Watchにも対応。総合的にクオリティの高いサービスを提供しているのがGMOクリック証券の魅力です。
GMOクリック証券 牛肉・豚肉CFD取引の基本情報
CFD銘柄 | 牛肉、豚肉(参照原資産:生牛先物/CME、豚赤身肉先物/CME) |
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取引単位 | CFD価格の1倍 (※「CFD価格の1倍」/100ポンド:「0.1枚」から取引可能) |
取引手数料 | 無料 |
スプレッド方式 | 変動制 |
取引時間 | 月曜〜金曜の23:30~翌4:00 (※米国夏時間22:30~翌3:00) |
レバレッジ | 20倍 |
注文方法 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、トレール注文、IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文 |
PC取引ツール | ブラウザ取引ツール、はっちゅう君CFD(インストール型)、プラチナチャート(ブラウザ対応の高機能チャートツール) |
スマホアプリ | GMOクリックCFD(iPhone・Android) |
CFD対応銘柄 | 150銘柄(株価指数、商品、外国株、バラエティ) |
デモ取引 | 〇 |
IG証券
次に紹介するのはIG証券です。IG証券はIGグループの日本法人としてFX・CFDサービスを中心に提供している会社です。
IGグループはロンドン証券取引所に上場(LSEG:IGG)、FTSE250種株価指数の構成銘柄にも採用されている優良企業。1974年に設立され50年以上の歴史を持つグローバルプロバイダーです。
そんなIG証券の特徴はグローバルにサービスを展開する同グループならではの「取扱銘柄の豊富さ」です。
FX:約100通貨ペア、株価指数CFD:約30銘柄、株式CFD:12,000銘柄に対応。商品CFDも牛肉・豚肉はもちろん国内のCFD会社では対応していない銘柄も多数取り扱いしています。
取引ツールはマルチデバイス対応のWebブラウザツールとスマホアプリの2種類です。IG証券ではアセットクラスごとに口座が分かれており、ツール内で口座を切り替えることで多彩な銘柄が取引可能。
FX、株価指数CFD、個別株CFD、商品CFD、債券CFD、ボラティリティ指数(VIX指数)までIG証券の口座が一つあればワンストップでポジションを持つことができます。
さらに、注目なのが「IG証券は取引数量に上限がない」という点です。GMOクリック証券を含む他社は1注文あたりの発注数量と口座全体の建玉数に上限があります。
この点、IG証券はワンショットの取引数量も建玉数量にも上限がありません。少額取引の点でいえばGMOクリック証券がおすすめですが、大口でポジションを持つならIG証券にご注目ください!
IG証券 牛肉CFD取引の基本情報
CFD銘柄 | シカゴ生牛(円建て or ドル建て) |
---|---|
取引単位 | 円建て:2ロット(1ロット取引額=100円) ドル建て:0.25ロット(1ロット取引額=2米ドル) |
取引手数料 | 無料 |
スプレッド方式 | 変動制 |
取引時間 | 23:30-4:05 (※夏時間は22:30-3:05) |
維持証拠金率 | 5%〜10%(総ポジション数が増加すると維持証拠金率が上昇) |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、IFO注文、スピード注文、トレーリングストップ、ノースリッページ注文 |
PC取引ツール | ウェブブラウザ版取引システム(基本ツール)、ProRealTimeチャート(上級者向けツール) |
スマホアプリ | トレーディング・アプリ(iPhone・Android) |
CFD対応銘柄 | 株式CFD約12,000銘柄、株価指数CFD約40銘柄、商品CFD約70銘柄、債券先物CFD約10銘柄 |
デモ取引 | 〇 |
IG証券では特別な顧客だけに提供するプレミアムサービスが「IG 1% Club」としてリニューアルしました。
取引コストの割引や最上位のキャッシュバック・プログラム、会員限定のマーケットニュース&分析の提供などまさにプレミアムな待遇が受けられるサービスです。
項目 | サービス内容 |
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Incentives |
・IG 1% Club入会記念ウエルカム・プレゼント ・取引量連動型キャッシュバック・プログラムLevel 4 ・お友達紹介キャッシュバック・プログラム(最大20万円) ・ファンディング・コスト・ディスカウント |
Market Insights & Education |
・IG 1% Club会員限定マーケットニュース&分析 ・著名講師によるセミナーへの無料ご招待 ・IG証券アナリストとの個別相談 |
Hospitality |
・六本木ヒルズクラブへのご招待 ・娯楽系イベントへのご招待 ・クリスマス・プレゼント ・IGアリーナVIPルームへのご招待 |
Exclusive support |
・IG1% Clubメンバー専任のお客さま担当者によるサポート ・税理士紹介サービス |
IG 1% Clubの入会条件は公開されていません。条件を満たした方だけに担当者から連絡が入ります。
以前のプレミアムサービスでは「入金額1億円以上」+「一定以上の取引数量」が条件となっていました。リニューアルされたIG 1% Clubの入会条件は不明ですが、最上位の顧客1%だけが対象になるのかもしれません。
こうしたプレミアムなサービスがあるのも取引数量に上限がないIG証券ならでは。大口・専業トレーダーの方は必見です!
楽天証券(楽天CFD)
楽天証券が提供するCFDサービス「楽天CFD」でも「生牛」の取り扱いがあります。豚肉のCFD取引には対応していないので、その点はご注意ください。
楽天CFDも他の国内CFD対応会社と比べるとラインナップは豊富です。米国、日本、欧州、アジア地域の株価指数の他、個別株CFDおよびバラエティCFD(VIX)にも対応。
商品CFDはエネルギー(WTI原油、天然ガスなど)、貴金属(金、プラチナ、パラジウム)、農畜産物(大豆、コーン、小麦、生牛など)を取り扱いしています。
注目ポイントは同社の株取引で人気の「iSPEED」でCFD取引ができるという点です。国内の大手ネット証券が満を持して提供するスマホアプリはやはり高機能です。
国内外の市況と最新ニュースのチェック、様々な条件がかけられるスクリーニング機能、お気に入り登録で監視銘柄を簡単に仕分けできるなど細部までこだわりが詰まっています。
上記が実際のスマホアプリの画面です。CFD銘柄の一覧から生牛を選択すればチャート画面および発注画面が表示できます。
楽天証券には同じCFDサービスに「楽天MT4CFD」がありますが、そちらでは「生牛」の取り扱いはありません。「楽天CFD」の口座でお取引ください。
別記事でもさらに詳しく楽天CFDについて解説しているので気になる方はご一読を。
「楽天証券にはすでに楽天MT4CFDがあるのでは?」「楽天MT4CFDと何が違うの?」と気になる方もいるかと思います。
楽天証券には「楽天CFD」と「楽天MT4CFD」の2つのCFDサービスがあり、それぞれ別商品となっています。取扱銘柄や取引ツールなどが異なります。
楽天CFDと楽天MT4CFDの違いに関しては、別記事にて詳しく解説しています。気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
生牛先物・赤身豚肉先物の相場分析ならTradingViewもおすすめ
生牛先物や豚肉先物の相場を本格的に分析するなら「TradingView(トレーディングビュー)」もおすすめです。
すでに使われている方も多いかと思いますが、TradingViewでは全世界のありとあらゆる金融商品のチャートが確認できます。
TradingViewでのティッカーシンボルはそれぞれ「生牛:LE1!」、「赤身豚肉先物:HE1!」です。
先物の値動きを確認するだけであれば無料プランでも十分です。より踏み込んだ分析をされたい方は当サイトでTradingView特集ページをご用意しております。
気になる記事があればチェックしてみてくださいね!
TradingViewの使い方、料金プラン、割引セールまで特集ページ一覧はこちら!
牛肉・豚肉CFDに関するよくある質問
- 牛肉・豚肉CFDを取り扱っている業者は?
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IG証券、GMOクリック証券、楽天証券(楽天CFD)で牛肉・豚肉のCFD取引をご利用いただけます。口座開設手数料はいずれも無料です。
- 牛肉・豚肉CFD対応のおすすめの業者は?
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牛肉・豚肉CFDの取引を含め、多彩なCFD銘柄で取引するのであればIG証券がおすすめです。少額で牛肉・豚肉のCFD取引を始めたい方、取引ツールの使いやすさで選ぶならGMOクリック証券がおすすめです。
- 牛肉・豚肉CFDの最低証拠金はいくら?
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牛肉・豚肉の価格は随時変動しますので、最低証拠金はタイミングによって異なります。当ページではなるべく最近のデータを元に、その時点における最低証拠金を算出していますので、そちらをご参照ください。
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