ここでは、日本株式のCFD取引に対応している、国内の証券会社を徹底比較しています。
現在、日本株CFD対応の国内業者は「IG証券」「サクソバンク証券」など。対応業者はまだまだ少ない現状となっています。
当記事ではその貴重な証券会社を対象として、日本株CFDの取扱銘柄や手数料、取引単位などを比較。日本株CFDのサービス自体の解説も行っています。
「日本株CFDを取り扱っている業者はどこ?」「IG証券やサクソバンク証券の取扱銘柄の内訳は?」「そもそも日本株CFDとは?」などの疑問にお答えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日本株CFD対応のおすすめ証券会社一覧表
早速、日本株CFDを取り扱っているおすすめの証券会社を紹介します。
下記表に日本株CFD対応の業者をまとめて掲載し、取扱銘柄・取引手数料・取引単位・業者の特徴を比較しています。気になる業者があればチェックしてみてくださいね。
CFD業者 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 取引単位 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
IG証券 | 200銘柄以上 | 0.055%(※1) | 1株 | CFD17,000銘柄 高機能ツール |
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サクソバンク証券 | 約1,500銘柄 | 無料%(※2) | 100株 | 日本株CFD銘柄が充実 TradingViewで株式CFD取引可能 |
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(※:各社の日本株CFDにおける取扱銘柄、取引手数料、取引単位のスペックを記載しています。手数料はすべて税込表示となります)
(※1:IG証券の日本株CFDでは片道0.055%の取引手数料が発生、最低手数料は110円となります)
(※2:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
(※:出所 サクソバンク証券 旧手数料体系との比較より一部抜粋)
2024年6月3日(月)より、サクソバンク証券が個別株CFDの取引手数料を廃止!
例えば日本株CFDの場合、以前までは取引金額×0.055%(最低110円)の取引手数料が必要でしたが、変更後はすべて無料となります(ただしスプレッドは発生します)。
上記表には米国株や日本株など一部だけ記載がありますが、イギリスやオーストラリアなど、サクソバンク証券で取り扱いのあるすべての個別株CFDの取引手数料が無料となります。
サクソバンク証券はここ最近、CFDあるいは現物取引の料金体系見直しなど、積極的なアップデートを実施。今後の展開にも期待です!
日本株CFDとは?
日本株CFDの概要・メリット
CFDはFXと同じようにレバレッジをかけた取引が可能です。当記事では日本株式のCFDを取り上げていますが、商品のCFDや株価指数のCFDなども存在します。FXもCFDの一種となります。
日本株を含む株式CFDでは「最大5倍」のレバレッジを利用することが可能。IG証券・サクソバンク証券いずれの業者も株式CFDのレバレッジは最大5倍となります。
最大5倍のレバレッジをかけられるため、現物取引よりも少ない資金(証拠金)で取引を始められるのがCFDの大きな特徴。
また、CFD取引は買いからも売りからも入ることが可能。上記画像のように株価が105円のときに売りで新規注文を行い、95円まで下がったときに買い戻すといった取引ができます。
上昇相場でも下落相場でも利益を狙えるのは、CFD取引のメリットの1つ。現物取引のリスクヘッジとして活用することも可能。
ちなみに、CFD自体の特徴ではないのですが、IG証券やサクソバンク証券では、高機能チャートを搭載したPCツールまたはスマホアプリが使えるのも魅力です。
日本株CFDで取引できる銘柄は?
ソフトバンクグループや任天堂、ファーストリテイリング、ソニー、メルカリ、三菱UFJフィナンシャルグループなど数多くの日本株銘柄でCFD取引が可能です。
ただし業者によって取り扱い銘柄は異なりますので、各社の情報をご確認いただければと思います。
当記事ではIG証券の取り扱い銘柄を一覧表にまとめていますので、気になる方はそちらをご参照ください。
(サクソバンク証券は約1,500銘柄と非常に多いため、恐れ入りますが取引ツール上でご確認いただければと思います)
「日本の個別株ではなくて、日経225(日経平均)のCFD取引を利用したい」という方もいらっしゃると思います。
個別株CFDを取り扱っている国内業者は少ないですが、日経225を含む株価指数CFDに対応している業者は比較的多め。
当記事で紹介してるIG証券やサクソバンク証券などの国内業者が、株価指数CFDの取引に対応しています。
日経225のCFD対応業者に関しては、別記事にて特集を行っています。「日経225CFDの取り扱い業者は?」「各社のスプレッドは?」「いくらから取引可能?」などの疑問にお答えしますので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
日本株CFDの取引のやり方は?
次に、日本株CFDの取引のやり方をお伝えします。
日本株CFD対応業者の「新規口座開設」→会員ページへの「ログイン」→「取引資金の入金」→取引画面での「銘柄検索・発注」というのが大まかな流れとなります。
以下では、IG証券における口座開設から取引までの流れを解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
新規口座開設
まずは、公式サイトから新規口座開設を行います。
IG証券やサクソバンク証券はデモ取引にも対応していますが、本番取引を行うのであれば口座開設は必須です。
必要事項の入力や本人確認書類の提出(アップロードなど)を行い、業者側での審査に通れば口座開設が完了します。
ログイン
口座開設が完了しましたら、会員ページにログインしましょう。ここではPC版の会員ページにログインします。
IG証券の場合は、公式サイトのログイン画面にて電子メールまたはユーザー名、パスワードを入力。問題なければ会員ページが表示されます。
取引資金の入金
注文する前に取引資金を入金する必要があります。
IG証券では、会員ページの「ライブ口座」から「クイック入金」を利用することができます。
もちろん、まだ注文するつもりはなくてチャート分析だけ行いたい、といった場合は入金しなくてもOKです。
銘柄検索・発注
IG証券で発注を行う場合は、会員ページから取引画面へ移動する必要があります。
会員ページの「ダッシュボード」から、利用したい口座の取引画面を開きましょう。IG証券は銘柄の種類ごとに口座が分かれています。
日本株は個別株ですので、「個別株口座」の「取引画面を開く」ボタンをクリック。
取引画面が表示されましたら、銘柄検索を行いましょう。
左側のメニューにある「株式」をクリックすると、株式銘柄の一覧が表示されます。
ここで表示国を「日本」に絞れば、日本株銘柄が探しやすくなります。日本225の構成銘柄に絞ることも可能です。取引したい銘柄を選択しましょう。
また、取引したい銘柄が決まっている場合は、「株式」の上にある検索窓から探すこともできます。
こちらが個別株の取引画面になります。
発注操作ができるのはもちろん、テクニカル指標を利用したチャート分析やアラートの設定も行えます。
発注を行う場合は、買い・売りの選択、注文方法の選択、ロット数の選択などを行い、最後に「注文確定」ボタンをクリック。これで発注が完了します。
日本株CFD取り扱い業者の特徴・スペック
IG証券の日本株CFD
IG証券では200銘柄以上の日本株でCFD取引が可能です。そして、同社では米国株や商品、株価指数、債券など多彩な銘柄でCFD取引が可能であり、合計で17,000銘柄以上も取り扱われています。CFD全体の銘柄数で選ぶなら要チェック。
IG証券なら日本株を1株から取引可能です。ただし、取引手数料が発生するというのと、最低手数料が税込110円となっている点はご留意を。
IG証券は取引ツールが高機能で使いやすいのも魅力です。操作性が良く、30種類以上のテクニカル指標を搭載、変動アラートやテクニカル指標アラートなどに対応するなどメリットが豊富。
CFD銘柄の多さと取引ツールの機能性で選ぶなら、IG証券がおすすめです。
IG証券で開催中の口座開設キャンペーン
IG証券 日本株CFD基本スペック表
口座開設手数料 | 取扱銘柄(日本株) | 取引手数料 | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 200銘柄以上 | 0.055%(※1) | 1株単位 |
取引時間 | デモ口座 | 株式の取扱国 | 株式以外のCFD銘柄 |
9:00〜11:30、12:30〜15:00 | 〇 | 米国、日本、イギリス、フランスなど多数 | 株価指数、商品、債券、ETF |
(※:日本株CFDにおける取扱銘柄、取引手数料、取引単位、取引時間のスペックを記載しています)
(※1:IG証券の日本株CFDでは片道0.055%の取引手数料が発生し、最低手数料は110円となります。いずれも税込)
IG証券 日本株CFDの取り扱い銘柄一覧表
日本株CFD取り扱い銘柄 | |||
---|---|---|---|
ソフトバンクグループ | レーザーテック | ファーストリテイリング | 日本板硝子 |
エムスリー | 日本郵船 | W-SCOPE Corporation | 任天堂 |
西日本旅客鉄道 | 川崎汽船 | 国際石油開発帝石 | 東京電力ホールディングス |
三菱商事 | メルカリ | 三井松島ホールディングス | リクルートホールディングス |
東日本旅客鉄道 | ANAホールディングス | 九州旅客鉄道 | ニトリホールディングス |
ブイキューブ | 東京エレクトロン | エフオン | RENOVA Inc |
新光電気工業 | ソニー | ルネサスエレクトロニクス | Z Holdings Corporation |
コシダカホールディングス | JXTGホールディングス | リプロセル | セイコーエプソン |
りそなホールディングス | AirTrip Corporation | トレンドマイクロ | 飯野海運 |
日立造船 | タカラバイオ | 日産化学 | 日本航空 |
キーエンス | 住友商事 | 楽天 | 丸紅 |
日本たばこ産業 | スタジオアリス | ゴールドウイン | テルモ |
NSユナイテッド海運 | 横浜ゴム | KDDI | 住友林業 |
東宝 | レーサム | ヤクルト本社 | バンダイナムコホールディングス |
川崎重工業 | TIS | ダイワボウホールディングス | ジャフコ |
ジェイテクト | 阪和興業 | 塩野義製薬 | 光通信 |
三井海洋開発 | クボタ | ヤマハ発動機 | eBASE |
王子ホールディングス | 吉野家ホールディングス | タカラレーベン不動産投資法人 | 大王製紙 |
シチズン時計 | ワークマン | 第一三共 | アステラス製薬 |
IHI | オプティム | アサヒグループホールディングス | 弁護士ドットコム |
アイ・アールジャパンホールディングス | GNI Group Limited | 静岡銀行 | 夢の街創造委員会 |
RACCOON HOLDINGS Inc | アイシン精機 | スノーピーク | BeNEXT Group Inc |
ハーモニック・ドライブ・システムズ | 資生堂 | 商船三井 | Daishinku Corporation |
富士石油 | サンリオ | デサント | 日本郵政 |
オリエンタルランド | ブリヂストン | 日立製作所 | 大阪チタニウムテクノロジーズ |
花王 | 三菱自動車工業 | 住友金属鉱山 | Oisix ra daichi Inc |
レオパレス21 | 三井不動産 | キヤノン | 野村ホールディングス |
パソナグループ | ペプチドリーム | 日本製紙 | 三菱重工業 |
ダイキン工業 | 石油資源開発 | スターアジア不動産投資法人 | エヌ・ティ・ティ・データ |
武田薬品工業 | 田中化学研究所 | イオンフィナンシャルサービス | CK SAN-ETSU Company Limited |
パン・パシフィック・インター | CareNet Inc | PKSHA Technolo | 日本電信電話 |
東海旅客鉄道 | J-Lease Company Limited | AI inside Inc | AOI Electronics Company Limited |
Achilles Corporation | Advance Logistics Investment Corporation | Adways Inc | Aeon Hokkaido Corporation |
Agro-Kanesho Company Limited | Aichi Tokei Denki Company Limited | Aiphone Company Limited | Airtech Japan Limited |
Ajis Co Ltd | Allied Architects Inc | AlphaPolis Company Limited | AltPlus Inc |
Amada Company Limited | AnGes Inc | Anabuki Kosan Inc | Aoyama Trading Company Limited |
Asahi Holdings Inc | Asahi Kogyosha Company Limited | Astena Holdings Company Limited | Asteria Corporation |
Aucnet Inc | Axial Retailing Inc | BASE Company Limited | BASE Inc |
BayCurrent Consulting Inc | Bemap Inc | Business Brain Showa-Ota Inc | Business Engineering Corporation |
BuySell Technologies Company Limited | C.Uyemura & Company Limited | CKD Corporation | CRE Inc |
CROOZ Inc | Can Do Company Limited | Central Automotive Products Limited | Chilled & Frozen Logistics Holdings Company Limited |
Chino Corporation | Chiyoda Integre Company Limited | Chuetsu Pulp & Paper Company Limited | Chuo Spring Company Limited |
Chuo Warehouse Company Limited | Cleanup Corporation | Computer Institute of Japan Limited | Comture Corporation |
Corona Corporation | Cube System Inc | DLE Inc | Dai-Ichi Cutter Kogyo k.k. |
Daiichi Kensetsu Corporation | Daiken Corporation | Daikokutenbussan Company Limited | Daito Pharmaceutical Company Limited |
Daiwa Securities Living Investment Corporation | Digital Holdings Inc | Drecom Company Limited | E J Holdings Inc |
EXEO Group Inc | Earth Corporation | Ebara Foods Industry Inc | Ebara Jitsugyo Company Limited |
Elematec Corporation | Euglena Company Limited | F&M Co Ltd | FJ Next Holings Company Limited |
FTGroup Co Ltd | Finatext Holdings Limited | Frontier Management Inc | Fujio Food Group Inc |
Fukuda Denshi Co Ltd | Furusato Industries Limited | Fuso Pharmaceutical Industries Limited | G-7 Holdings Inc |
GL Sciences Inc | Gift Holdings Inc | Globalway Inc |
(※:2022年8月18日にIG証券の取引ツール上で確認できた日本株CFD銘柄を掲載しています)
サクソバンク証券の日本株CFD
- 日本株CFDの銘柄数の多さで選ぶならココ!
- 60種類以上のテクニカル指標が使える高機能ツール!
- TradingView上で株式CFDの分析・取引ができる!
「日本株CFDの銘柄数がとにかく多い業者がいい!」という方にはサクソバンク証券をおすすめします。サクソバンク証券は約1,500銘柄もの日本株CFDに対応。IG証券と大きく差が開く対応銘柄数となっています。
ただ、サクソバンク証券は日本株CFDの取引単位が100株単位となっているため、小口取引を希望される場合はご注意を。
サクソバンク証券は取引ツールがかなり高機能なのも特徴的。同社の標準ツール「SaxoTraderGO」は60種類以上のテクニカル指標を搭載し、比較チャート機能やオートチャーティスト機能などを内蔵しています。銘柄検索に便利なスクリーナー機能もポイント。
さらに、サクソバンク証券は次世代チャートツール「TradingView」との口座連携に対応しており、TradingView上で株式銘柄のチャート分析と発注が可能です。
サクソバンク証券 日本株CFD基本スペック表
口座開設手数料 | 取扱銘柄 | 取引手数料 | 取引単位 |
---|---|---|---|
無料 | 約1,500銘柄 | 無料%(※1) | 100株単位 |
取引時間 | デモ口座 | 株式の取扱国 | 株式以外のCFD銘柄 |
9:00〜11:30、12:30〜15:00 | 〇 | 米国、日本、イギリス、フランスなど多数 | 株価指数、商品、ETF |
(※:日本株CFDにおける取扱銘柄、取引手数料、取引単位、取引時間のスペックを記載しています)
(※1:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
サクソバンク証券 日本株CFD銘柄の表示画面(一部)
GMOクリック証券も日本株CFD対応?
「GMOクリック証券のCFDでも日本株を取引できる?」と気になる方もおられるかと思いますが、残念ながらGMOクリック証券では日本株CFDが取り扱われていません。
GMOクリック証券は現在のところ米国株のみ対応となっています。日本株の現物取引と信用取引を利用することは可能。
日本株CFDを利用するのであれば、IG証券やサクソバンク証券をご検討ください。GMOクリック証券が日本株CFDの取り扱いを開始した場合は、当記事でもお伝えします。
日本株CFDに関するよくある質問
- 日本株CFDを取り扱っている証券会社は?
-
「IG証券」「サクソバンク証券」などで日本株CFDが取り扱われています。各社の取扱銘柄・取引手数料・取引単位・特徴を一覧表にまとめていますので、そちらもご参照ください。
- IG証券やサクソバンク証券の日本株CFDの対応銘柄は?
-
「IG証券」は200銘柄以上、「サクソバンク証券」は約1,500銘柄の日本株CFDに対応しています。
- GMOクリック証券も日本株CFD対応?
-
「GMOクリック証券」は米国株のCFD取引に対応していますが、日本株CFDには対応していません。日本株CFDを取り扱っている業者は下記の一覧表をご参照ください。
- 日本株CFDの取引単位は?
-
「IG証券」は1株単位、「サクソバンク証券」は100株単位で日本株CFDの取引が可能です。
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