この記事では、第2のテスラとも評されている米国のEVメーカー「リビアン・オートモーティブ」を徹底特集!
2021年11月10日に米NASDAQ市場に上場したリビアンですが、時価総額は一時1,500億ドル(約17兆円)を記録。多くの投資家がテスラの対抗馬となる可能性を秘めた同社に注目を寄せています。
EV(電気自動車)は世界各国の自動車メーカーがこぞって開発を進めており、まさにEV戦国時代の様相を呈しています。ここでは、そのなかでも注目のリビアンの事業内容、リビアン株へ投資できる証券会社も解説。
EVメーカーへ投資されたい方、EV関連で注目銘柄をお探しに方はぜひご一読ください。
リビアン・オートモーティブについて
リビアン・オートモーティブは米カルフォルニア州アーバインに本社を構えるEV(電気自動車)メーカー。創業者はMIT(マサチューセッツ工科大学)で機械工学の博士号を取得しているR・J・スカーリンジ氏です。
2009年にメインストリーム・モーターズとして創業し、2011年に社名をリビアン・オートモーティブに変更。2021年11月10日に米ナスダック市場に上場を果たした新興EVメーカーになります。
IPOでは公募価格78ドルで1億5300万株を発行。上場直後から猛烈な買いが入り、株価は急騰。IPO規模は約120億ドルで2021年の最大規模、米国でも過去6番目の超大型IPOとなりました。
ピックアップトラックのEV車に特化
リビアン・オートモーティブの特徴は「ピックアップトラックのEV開発、販売に特化している」という点です。
EV市場(特に、セダンタイプ)はテスラの独壇場となっており、新興EVメーカーが太刀打ちできる状況ではありません。この点、リビアン・オートモーティブはピックアップトラックの開発、販売に特化しています。
日本では、ピックアップトラックの需要はそれほど高くありませんが、米国ではSUV(多目的スポーツ車)よりも売れている人気車種。リビアンの主力商品は2列5人乗りのピックアップトラック「R1シリーズ」です。
完全電動ピックアップトラックの「R1T」はテスラやフォード、GMに先駆けて2021年9月に発売を開始。また、SUVの「R1S」を2021年10月に続けてリリース。最新版の「R2」は2024年3月7日に発表予定です。
アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏が絶賛、10万台の発注も
リビアンは世界屈指の億万長者であるアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が絶賛していることでも話題となりました。ジェフ・ベゾス氏はリビアンを高く評価しており、アマゾンは公開株式の約18%を保有しています。
さらに、アマゾンはリビアンの電動配送車をすでに10万台発注。ジェフ・ベゾス氏が肝いりで進める宇宙開発事業のブルー・オリジンでもロケット発射場への移動にリビアンの移動車を使うなど、リビアンへの入れ込み具合が伺えます。
すでにリビアンが製造した電動配送トラック(EDV)はアメリカの100以上の都市で実際に利用されており、エンドユーザーへの配送業務に携わっています。
新興EVメーカーの最初の障壁の1つは販売経路の開拓です。魅力的なEV車の開発も売れなければ意味がありません。この点で、リビアンはアマゾンの後ろ盾というアドバンデージを持っており、競合他社と比べて大きな強みを持っています。
リビアンの業績、決算情報
リビアンは現在、米国を中心に量産体制を構築するための設備投資を行っている段階です。
予約注文(プレオーダー)は消費者向けが約4.8万台、アマゾン向けが10万台を予定。アマゾンはリビアン製の電動配送トラック(EDV)を全世界の家庭向け配送トラックに活用する予定で、2025年までに10万台の実働を見込んでいます。
また、フォルクスワーゲングループとの技術提携も発表されており、堅実な資本計画とさらに進んだコスト効率化を実施する見通しです。
同社は「コストと製品性能の両面で競争優位に立つ」「コスト優位性を発揮するには、生産規模が必要」としており、今後も量産体制を整えることが急務となっています。
リビアンの今後の見通し
リビアンのビジネスモデルは通常の自動車メーカーと異なり、代理店を経由せず顧客への直接販売を行います。直接販売を行うことで顧客の体験価値を重視し、販売後のサービスも合わせて提供するテスラ式のビジネスモデルです。
現状、テスラとは生産台数、売上規模で大きな差がありますがIPOで調達した潤沢な資金を元手に世界各地に生産拠点を順次拡大していく見通し。まずは米国とカナダで販売を行い、順次、欧州、アジア圏にも販路を開拓してくとしています。
すでに、R1Tを生産するイリノイ州ノーマルの工場は最大15万台を生産できる体制が整っており、量産体制も整いつつある状況です。アナリスト予測でも2025年には200~250億ドルの売上が見込まれています。今後、いかに生産台数を拡大しつつキャッシュフローを安定させ本業で黒字に転換できるかが焦点となります。
四半期の決算情報は要チェックですが、EV関連銘柄のなかではテスラに匹敵する株価の伸びに期待ができる要注目銘柄がリビアン・オートモーティブです。
リビアンと同じ米国の新興EVメーカーでラグジュアリーな高級EVに特化したルーシッド・モーターズも別記事にて徹底解説しています。
あのテスラをも凌駕する技術力を持つルーシッドとはどんなメーカーなのか。リビアンと合わせてぜひチェックしてみてください!
リビアン関連情報を見るなら「moomoo」!
リビアン株に関する情報を知りたい方には、moomoo証券のスマホアプリ「moomoo」がおすすめです。moomooアプリは世界2,100万人もの投資家に利用されている最先端ツール。
リビアンを含む米国株の株価やチャートはもちろんのこと、決算情報や売上構成、最新ニュース、市場建玉分布、企業評価、機関投資家の持株比率などなど多彩な情報を自由に閲覧できます。
moomooアプリは完全無料でダウンロード可能。moomooアプリの解説記事も用意していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてくださいね。
【待望】moomoo証券が米国株式サービスを提供開始!
moomoo証券ではこれまで先行してスマホアプリのダウンロードが可能でしたが、遂に米株取引サービスも開始されました!
取扱銘柄数は約7,000銘柄と業界最多水準(※)のラインナップでスタートします。さらに、米国株式の取引手数料は200株までなら「一律1.99ドル」と破格の安さです。
※主要ネット証券 (口座数上位5社:SBI証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)で比較。 (2023年8月1日時点)
大手ネット証券では購入株数に応じて取引手数料が上がりますが(※上限あり)、moomoo証券は一律で1.99ドル(日本円で約300円)なので取引コストをかなり抑えることができます。
また、moomoo証券ではリビアンを含む300種類以上の主要銘柄にて24時間取引が可能です。大手ネット証券にはない魅力的なサービスとなっているので、ぜひこの機会にmoomoo証券をチェックしてみてください!
リビアン株は日本円でいくらで購入可能?
取引形式 | 最低取引数量 | 最低購入価格 | レバレッジ倍率 (現物以外) |
---|---|---|---|
現物取引 | 1株 | 約1,500円 | ー |
CFD取引 | 1株 | 約300円 | 最大5倍 |
(※:2024年11月1日時点の株価・米ドル円レートに基づき、現物取引は最低購入価格、CFD取引は最低証拠金額の目安を掲載しています。実際に取引される際は最新の情報をご確認ください)
リビアンは米ナスダック市場に上場している米国株式です。米国株は日本株と異なり1株単位から現物で購入が可能です。
また、現物取引だけでなくレバレッジをかけて資金効率を高められるCFD取引も可能です。株式CFD取引では、最大5倍のレバレッジをかけられるためより資金効率を高めて投資することができます。
リビアン株の買い方、購入方法について
リビアン株の買い方としては、米国株式の現物取引やCFD取引に対応した証券会社を利用するのが一般的です。国内の証券会社では、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券などがリビアン株の現物取引に対応しています。
いずれかの証券会社で口座開設を行い、銘柄検索でリビアンのティッカー【RIVN】を入力。取引画面が開くので購入したい株数を決済方法(円建てor米ドル建て)を選択して発注を行うだけです。買い方は日本株とほぼ同じなので難しいことは特にありません。
資金効率を高めて短期間で大きく利益を狙うならCFD取引
- 「株価指数」「商品」「有名企業の個別株」「債券」など多彩な銘柄に対応!
- 5倍・20倍などのレバレッジに対応、資金効率を飛躍的に高められる!
- 売りからも注文可能、上昇・下落局面の両方で利益を狙える!
- 下落局面でCFDの売りポジションを保有すれば、現物保有のリスクヘッジに活用できる!
CFD取引とは日本語で差金決済取引のことをいいます。CFD取引ではレバレッジをかけることで現物取引よりも少額から取引がスタート可能。現物取引よりも約5分の1の資金でスタートできるため、同じ資金で保有できる株数も5倍に増えます。
また、売りから取引に入る(空売り)も可能なのでEV業界全体が下落トレンドの場合でも、現物のように塩漬けするだけでなく積極的に利益を狙うことができます。現物で保有している銘柄があれば、反対ポジションを持つことで一時的なリスクヘッジにも活用可能。
SBI証券や楽天証券はリビアン株の現物取引は可能ですが、CFD取引には対応していません。国内でリビアン株のCFD取引に対応しているのは、IG証券などです。
「より短期間で大きく利益を狙いたい」「株価上昇を待つだけでなく、より柔軟な取引をしたい」という方はCFD取引が最適。以下では、CFD対応業者の特徴を解説しています。業者選びの参考としてご活用ください。
リビアン株のCFD取引対応のFX/CFD業者
「CFD取引」おすすめ業者一覧表
CFD取扱業者 | 取引手数料 | 株式CFD取扱数 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
IG証券 | 片道2.2セント/1株(※1) | 約12,000銘柄 | 業界最多のCFD銘柄 米国株、株価指数、商品まで網羅 |
詳細 |
楽天証券(楽天CFD) |
無料(※2) | 29銘柄 | 大手ネット証券 高機能アプリ「iSPEED」対応 |
詳細 |
(※1:IG証券における米国株CFDの最低手数料は16.5ドルとなります)
(※2:取引手数料は無料ですがそれとは別にスプレッドが発生します)
IG証券
リビアン株のCFD取引をするならIG証券にご注目を。IG証券は創業45年以上の歴史を持つIGグループの日本法人です。IGグループは全世界15カ国にオフィスを展開し、30万人以上の顧客を抱えるグローバルプロバイダー。FTSE250種総合株価指数にも採用されている優良企業です。
IG証券の最大の魅力は「17,000種類以上のCFD銘柄に対応している」という点。リビアンを含む株式CFDは12,000銘柄以上を取り扱い。EV関連であれば、リビアン、テスラ、フォード、GM、中国のニオ、日本株のトヨタも取引が可能です。
個別株以外にも、日経225やS&P500などの株価指数、原油・金などのコモディティ、米10年国債などIG証券の口座が1つあれば世界中の金融商品が取引できます。これだけの銘柄数に対応できるのも長年の実績と信頼があるからこそ。
「銘柄数は豊富な方がいい」「レバレッジをかけて資金効率を高めたい」という方はIG証券をチェックしてみてください。
IG証券 リビアン株CFD取引の基本情報
口座開設手数料 | 無料 |
---|---|
取引手数料 | 片道:1株あたり2.2セント 最低手数料:16.5米ドル |
取引単位 | 1株 |
取引時間 | 【標準時間】23:30〜翌6:00 【夏時間】22:30〜翌5:00 |
レバレッジ | 5倍 |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、IFO注文、スピード注文、トレーリングストップ、ノースリッページ注文 |
PC取引ツール | ウェブブラウザ版取引システム(基本ツール)、ProRealTimeチャート(上級者向けツール) |
スマホアプリ | トレーディング・アプリ(iPhone・Android) |
「現物取引」対応の証券会社一覧表
以下では、リビアン株の現物取引に対応した国内証券会社も一覧表でまとめています。気になる業者があればチェックしてみてくださいね。
ネット証券会社 | 米株取扱銘柄 | 取引手数料 | 取引時間 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 約5,600銘柄 | 0.495% | 23:30〜翌6:00 | 証券口座数1,300万以上 充実の投資情報 |
詳細 |
楽天証券 | 約4,800銘柄 | 0.495% | 23:30〜翌6:00 | 楽天グループ 人気アプリ「iSPEED」対応 |
詳細 |
マネックス証券 | 約5,000銘柄 | 0.495%(※1) | 12:00〜17:00、22:00〜翌10:00(※1) | 充実の投資情報 「マネックスカード」が魅力 |
詳細 |
松井証券 | 約4,500銘柄 | 0.495% | 23:30〜翌6:00 | 100年以上の歴史と実績 「リアルタイム株価」が無料 |
詳細 |
moomoo証券 | 約7,000銘柄 | 0.132%(※2) | 24時間(※3) | 話題の「moomooアプリ」が無料 取引手数料で選ぶならココ! |
詳細 |
ウィブル証券 | 約7,000銘柄 | 0.22% | 18:00〜翌10:00 | 多機能ツール「Webullアプリ」 「米国株オプション」対応 |
詳細 |
(※:取引時間はいずれも標準時間)
(※:取引手数料はいずれも税込)
(※:SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券の最低手数料は0ドル。上限取引手数料は22ドル)
(※1:マネックス証券の上記手数料は米国株委託取引の取引ルール。米国株国内店頭取引の場合は現地市場の終値等をベースとした基準価格に概ね1.5%のスプレッドを含む。12:00〜17:00の取引時間は国内店頭取引が対象、22:00〜翌10:00の取引時間は委託取引が対象)
(※2:moomoo証券は「ベーシックコース」と「アドバンスコース」の2つの取引手数料コースに対応。表内の手数料は前者のコースに適用、最低手数料は0ドル、上限取引手数料は22ドル。「アドバンスコース」ではすべての米株銘柄の取引手数料が200株まで一律2.18ドル。詳細はこちら)
(※3:moomoo証券は米株300銘柄で24時間取引が可能。取引手数料はどの時間帯でも同一)
リビアン含む米国株式を取引する際に、取り扱い銘柄の多さや取引手数料の低さで選ぶのであれば「ウィブル証券(Webull証券)」は要チェックです。
ウィブル証券は約7,000銘柄もの米国株・ETFの取引に対応。しかも、米国個別株・米国株指数オプションも取り扱っています。
米国株式の取引手数料は「約定金額の0.20%(税抜)」なのも注目。基本の取引手数料を0.45%(税抜)とする国内業者が多い中、ウィブル証券の手数料は魅力的です。具体的な他社との比較はこちらの表をご覧ください。
高機能な取引ツール・情報ツールをお探しの方にもウィブル証券がおすすめです。
ウィブル証券のスマホアプリ・PCツールは高機能なチャート機能をはじめ、豊富な企業情報の閲覧やアナリスト評価の確認も可能。アプリ内でオプション取引も行えます。
ウィブル証券に興味が湧いた方は、公式サイトまたは下記の特集記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
コメント