MACDは2本のライン表示とヒストグラム、2種類あります。一般的な手法は、12、26、9の設定でMACDとシグナルのゴールデンクロスやデッドクロスではないでしょうか。
矢印やアラート(メール、プッシュ通知)を出すMACD
しかし、それだけではなく、ボリンジャーバンドで使われる標準偏差、ボラティリティを使った順張りや逆張り。さらに、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスも分かりやすく表示したインジケーターを作りました。
普通にMACDを使うも良し。なにか条件を加えるも良し。FXキーストンオリジナルMACDをぜひご活用ください。
ダウンロードはこちら(2024/12/18 ver3.2)
MT5版ダウンロードはこちら(2024/12/18 ver3.2)
TradingViewでの表示はこちら(2024/07/10 ver1.0)
TradingViewインジケーターのダウンロード方法はコチラ!
- 2024年12月18日
- 【MT4/MT5 ver3.2】 LINE通知アラートをLINE Messaging APIに対応
- 2024年12月18日
- 【MT4/MT5 ver3.1】 表示を軽くするためコードを修正しました。
- 2024年9月3日
- 【MT4/MT5 ver3.0】 ボイスアラートを追加しました。
- 2024年7月18日
- 【MT4/MT5 ver2.1】 ダイバージェンスのときの矢印表示、パラメーターの項目などを修正
※以前にダウンロードされたものは新しいバージョンのインジケーターに交換をお願いいたします。
インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
ボラティリティ分析
まずMACDで考えたのが、ボラティリティでした。MACDが0よりも大きく離れたとき、それは買われ過ぎ/売られ過ぎ、過熱気味を表します。その行き過ぎは、トレンドの発生なのかを考える必要があります。トレンドとなるのであれば、当然順張りでトレードすることになるでしょう。逆に一時的な行き過ぎであれば、逆張りがいいかもしれません。損切りも明確です。
そこで境界値はどこなのかを決めるために標準偏差を求めました。ボリンジャーバンドと同じ要領です。以下からの説明では20期間としています。
MACDラインとヒストグラムの関係
MACDのラインは2本の移動平均線(12EMAと26EMA)の差を表し、シグナルはMACDを9期間で平滑化したものです。
このMACDとシグナルの差がヒストグラムとなります。
- ヒストグラムが0以上で上昇していれば(緑色)、上昇の勢いが強い状態。
- ヒストグラムが0以上で下降していれば(黄緑色)、上昇の勢いが弱い状態。
- ヒストグラムが0以下で下降していれば(紫色)、下降の勢いが強い状態。
- ヒストグラムが0以下で上昇していれば(薄紫色)、下降の勢いが弱い状態。
MACDの平均値からの標準偏差
MACDの平均値から2標準偏差の地点に点線を引きます。
常に平均値を追いかけます。
0基準からMACDの標準偏差
MACDの標準偏差を出しますが、0を中心に表示します。
図では20期間としていますが、200期間とか長期期間だと0の方がいいのかと思いました。
ヒストグラムの平均値からの標準偏差
MACDではなくヒストグラムの方を分析します。
MACDとはまたちょっと違った結果になるかと思います。
0基準からヒストグラムの標準偏差
同じく0を中心として考えてみました。
MACDとシグナルの差がどれだけ開けば過熱気味なのか。基準を決めてみましょう。
指定した値
今まで自動だったのですが、これは手動で指定できます。
時間軸によって値が違ってきます。
MACDのダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンス
ダイバージェンスということで、さらに収束の分析をします。インジケーターで完璧にダイバージェンスを捉えることは難しいです。参考程度に思ってください。
MACDのダイバージェンス
MACDのダイバージェンスは天井と底を知るのに良さそうです。
見た感じ機能してそうです。
MACDのヒドゥンダイバージェンス
MACDのヒドゥンダイバージェンスはトレンド方向にどうでしょうか。
ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの両方を表示することも可能です。
FXキーストンMACDを使った具体的なトレード手法
あくまで私ならこうするかも、という手法です。勝てる保証とかはありません。
まずは買われ過ぎ/売られ過ぎのときに、逆張りをします。
ロウソク足1本を狙う感じです。ストップも直近の高値/安値に置きます。
もちろん、逆を行くこともあります。そうなればトレンドが発生したと判断し、トレンドフォローに切り替えます。
トレンドを追いかけ続けます。
あくまで一つのトレードの考え方です。参考にしてみてください。
パラメーターの解説
「パラメーターの入力」で矢印とアラートを個別に設定できます。アラートは3種類(ポップアップ、メール通知、プッシュ通知)のうちのどれかお選びください。
ダイバージェンスの設定で、「検証の範囲レベル」の値を大きくすると広い範囲まで検証します。ただし動作が重くなります。
「検証範囲」は最新のロウソク足からの範囲です。値を小さくすると軽くなります。
矢印の種類は以下の画像から選んでください。
LINE通知アラート機能
LINEに画像も含めて送ることができます。
この機能を使うにはLINEトークンと必要なファイルがあります。
以下のリンク先に解説してありますので、使う場合は必ず読んでください。
MT4/MT5からLINEにメッセージを送る方法(トークンを発行する)
LINE Notifyは2025年3月31日をもってサービス提供が終了します。
そのため、今後はLINEの「Messaging API」を使ったLINEアラートへと切り替える必要があります。
詳細な設定方法は、以下のリンクからご確認ください。
ボイスアラート機能
AIによって作りだされた人の声でアラートを出すことができます。
- 大きな上矢印が出たとき
「(通貨ペア)、1分足、上矢印が出ました。」 - 大きな下矢印が出たとき
「(通貨ペア)、1分足、下矢印が出ました。」 - ダイバージェンスが出たとき
「(通貨ペア)、1分足、ダイバージェンスで上昇/下降です。」 - ヒデゥンダイバージェンスが出たとき
「(通貨ペア)、1分足、ヒデゥンダイバージェンスで上昇/下降です。」 - ヒストグラムのアラートのとき
「(通貨ペア)、1分足、強い/弱い、上昇/下降です。」
この機能を使うには必要なファイルがあります。
以下のリンク先に解説してありますので、使う場合は必ず読んでください。
DLLの使用を許可する
このインジケーターはWindows/Macに標準に入っているDLLを使用します。
「DLLの使用を許可する」に必ずチェックを入れてください。
このチェックを入れないとMT4の場合はパラーメーターの変更が反映されませんし、MT5の場合だとOKボタンが出ません。
ダウンロードはこちら(2024/12/18 ver3.2)
MT5版ダウンロードはこちら(2024/12/18 ver3.2)
TradingViewでの表示はこちら(2024/07/10 ver1.0)
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TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
大変素晴らしいインジケーターをありがとうございます
バンドウォークした本数の表示を手法に取り入れることを考えています。ボリンジャーバンドの標準偏差2と標準偏差3のバンドウォークを同時にチャート上に出したいのですが、標準偏差2と3それぞれインジケーターを一つずつ起動すると、先に起動している方のバンドウォークの表示が消えてしまいます。
両方同時に表示できるようにできないでしょうか?よろしくお願いします。
らびまる様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
MACDのインジケーターの修正でしょうか?バンドウォークということでボリバンのインジだと思うのですが、ボリバンもいくつか作っているのでどのインジケーターか教えていただけると助かります。
できれば修正してほしいインジケーターのページにコメントいただけると有難いです。
これからもよろしくお願いいたします。
多機能なインジケーターの作成・公開ありがとうございます。
MT5版のMACDインジケーターを使用させていただいているのですが、MT5の動作が重くなってしまい困っています。
具体的には、
・インジケーターを設定したチャートを開く際に一度MT5がフリーズする(自動的に復帰する場合としない場合あり)
・何かしらの作業をすると、高確率でMT5がフリーズする
・時間足を切り替えるときに、30秒ほど待ってからインジケーターが表示される
・インジケーターが表示されても波形が出ずに一直線で表示される(インジケーターのプロパティを開いて閉じると、正しく表示されるケースあり)
などです。
検証期間の本数を少なくするなど、軽くできそうなことは試しました。
ほかの方のコメントを見ると同様の症状が出ている方はいらっしゃないようなので、PCのスペックに依存するものでしょうか。
何か改善策があれば、ご教示いただけますと幸いです。
M様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
コード内の何かの原因で重くなっている可能性があります。すぐに修正したいと思います。あと軽くなるための本数の制限など考えたいです。
これからもよろしくお願いいたします。
M様
質問ですが、このインジを使う目的はダイバージェンスの表示でしょうか。
どうしてもダイバージェンスが重くなるようでして、もしダイバージェンスを使わないようでしたら表示をfalseにすると少し軽くなるはずです。
ご返信ありがとうございます。
コードの修正対応をしていただけるとのこと、ありがとうございます。
無償のインジケーターなのにコメント対応や修正などもしていただけるなんて…、感謝いたします。
ちなみに、インジケーターの使用目的の主体はダイバージェンスですので、表示をfalseにすることができません;;
M様
一度ver3.2を試していただいて、それでも重そうであればさらに改善したいと思います。
またダウンロードして試してみてください。
これからもよろしくお願いいたします。
ver3.2への更新、ありがとうございます!
なんということでしょう。MT5の起動も時間足の切り替えも、劇的にスムーズに動くようになりました!
あとはテンプレート登録などをしてみて、スムーズに動けば完璧です。
手厚いサポートまで無償でしていただいて、感謝してもしきれません。
また何か気づいたことがあればコメントさせていただくかもしれませんが、一旦大丈夫かと思いますので、まずは早々のご対応に御礼申し上げます!
いつもお世話になっております
ボラティリティの設定の部分で教えて頂きたい部分があります
『ボラティリティの境界値以上/以下だけ矢印』の部分ですが、矢印の表示に『ボラティリティの対象』と『ボラティリティの期間』と『ボラティリティの境界値』は、どのように関係しているのでしょうか?
お手数をお掛けし申し訳ありません
宜しくお願い致します
きのこ様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
『ボラティリティの対象』と『ボラティリティの期間』と『ボラティリティの境界値』によって0を中心とした(0でない条件もあります)点線が上下に出ると思います。『ボラティリティの境界値以上/以下だけ矢印』をtrueにすることによってこの点線の上または下の矢印に限定することができます。
考え方としてはレンジ内では無視したいと思い実装してます。
分かりづらいところだとは思いますので、また分からなければ解説します。
これからもよろしくお願いいたします。
MACDのダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスを表示する場合、こちらで紹介されているような画面設定にするにはどのように設定すれば良いのでしょうか?ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスのラインとともに複数の矢印が表示されてしまうのですが消し方がわかりません。お手数ですがご教示いただけますでしょうか。よろしくお願いします。
julia様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
「ダイバージェンスで矢印を表示」の項目をfalseにすると消えると思いますが、それとはまた違うのでしょうか?一度試してみてください。
これからもよろしくお願いいたします。