オシレーター系のインジケーターで有名なストキャスティクス(Stochastic Oscillator)。スキャルピングで使っているトレーダーも多いのではないかと思います。
このストキャス、うまく機能しているときと、これは使えないというとき、両方あるような気がします。それは設定によるものなのでしょうか。
ストキャスティックの手法を検証してみた
そこで特性も活かしたオリジナルインジケーターにしてみました。
ストキャスティクスはレンジ相場で有効と言われています。であれば、レンジを判別するADXを使ってみよう。最初はそう思い作ったインジケーターです。
登録などなしでダウンロード可能です。無料で使えます。
MT4版ダウンロードはこちら(2024/05/30 ver3.1)
MT5版ダウンロードはこちら(2024/06/27 ver3.2)
TradingViewでの表示はこちら(2024/07/12 ver1.0)
TradingViewインジケーターのダウンロード方法はコチラ!
- 2024年7月12日
- 【TV ver1.0 公開】 TV版を作ってみました。
- 2024年6月27日
- 【MT5 ver3.2】 LINE通知のバグを修正
- 2024年5月30日
- 【MT4/MT5 ver3.1】 同インジを複数表示したときの矢印が表示されないバグを修正
- 2024年5月22日
- 【MT4/MT5 ver3.0】 LINE通知アラートを追加しました。
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
ストキャスティクスでのトレード手法4つ
ストキャスティクスを使ったトレード手法はたくさんあります。その中で比較的よく知られている手法を4つ、特にストキャスティクスを開発したジョージ・レーンの手法を選び、矢印で表示、アラートが出るようにしました。
スパイクトップとスパイクボトム
20%と80%の境界値でもいいのですが、ジョージ・レーン曰く、それ以上の15%と85%は精度が上がるようです。
このインジケーターのパラメーターではストキャスティクスの手法を「%Kが水準を超える」に選択し、高水準値を85、低水準値を15にしてください。
- パーセントK(緑)ラインが15%を下回り、再び15%以上になったとき・・・上の矢印
- パーセントK(緑)ラインが85%を上回り、再び85%以下になったとき・・・下の矢印
パーセントD(赤色の破線)は使用しません。パラメーターで色をNoneにすることで消すことはできます。
境界値を超えてからゴールデンクロスとデッドクロス
シグナルラインとのゴールデンクロスとデッドクロスです。
ストキャスティクスの手法を「水準を超えている状態で、%Kと%Dがクロス」に選択し、今回は高水準値を80、低水準値を20にしました。70と30であったり、75と25のパターンでもいいかもしれません。スキャルピングを想定したり、トレード数を考慮して選んでください。
- パーセントKとパーセントDが20%を下回った状態で、ゴールデンクロス・・・上の矢印
- パーセントKとパーセントDが80%を上回った状態で、デッドクロス・・・下の矢印
今回は20と80にしましたが、結構売買サインが出ます。精度を上げるために20以下、80以上に変更してもいいかもしれません。
ガービッジトップとガービッジボトム
上記のゴールデンクロスとデッドクロスを境界値を超えた状態で2回繰り返すと矢印が出ます。
ストキャスティクスの手法を「ガービッジ・トップ(ボトム)」に、高水準値を70、低水準値を30にします。
- パーセントKとパーセントDが30%を下回った状態で、2回ゴールデンクロス・・・上の矢印
- パーセントKとパーセントDが70%を上回った状態で、2回デッドクロス・・・下の矢印
2回クロスする条件なので売買回数が低く、もっと売買回数を増やすために境界値を30と70にしました。20と80でもいいかもしれませんが、条件を厳しくするとサインが出てくる確率は低くなってしまいます。ただし精度は上がります。
境界値を超えた状態で%Kと%Dが同じ方向でサイン
ご要望により追加してみました。
- 30%を下回ってからパーセントKとパーセントDが上向きになったとき・・・上矢印
- 70%を上回ってからパーセントKとパーセントDが下向きになったとき・・・下矢印
境界値を超えるとサイン
シンプルに境界値を超えただけで逆張りのサインです。
ストキャスティクスの買われすぎは80%、売られすぎは20%と書かれていることがほとんどです。しかし中には70%以上が買われすぎ、30%以下が売れれすぎ、もありますし、その中間の75%以上、25%以下の場合もあります。そういった設定に対してもしっかりと対応してあります。
ストキャスティクスの解説
インジケーターの見方
シンプルに上下のサインが出たときの方向にエントリーを考えます。
ただし、レンジということもあり、レンジ幅であったり、スキャルピングでのトレードをお薦めします。
ストキャスにADXのフィルターを追加
ADXでトレンドが発生していないときを狙うよりもトレンドが発生しているときの押し目買い、戻り売りを狙った方が良さげです。
ADXは少し改善するかなという程度に感じます。
ストキャスに移動平均線のフィルターを追加
トレンドフォローとして移動平均線の上では買いのみ、移動平均線の下では売りのみがいい感じです。
ただし移動平均線が横となりレンジになったときは機能していません。
他にもいろいろと条件が考えられると思います。コメントいただければできる範囲で追加していきたいと思います。
レンジだからこそ、ブレイクしたときにトレンドフォロー
ある程度のレンジを形成し、そこからブレイクしたときはトレンドフォローに切り替えるのもいいかと思います。
どのようなレンジを形成するのかを判断するためにストキャスティクスを使うのはどうでしょうか。
パラーメーター設定で上矢印限定、下矢印限定と選べるようにしました。上昇トレンドと判断した場合は上矢印のみにするとか、選んでみてください。
パラメーター設定
ストキャスティクスとADX、移動平均線のフィルター、それぞれの数値を変更できます。
矢印は以下から選ぶことができます。
LINE通知アラート機能
LINEに画像も含めて送ることができます。
この機能を使うにはLINEトークンと必要なファイルがあります。
以下のリンク先に解説してありますので、使う場合は必ず読んでください。
MT4/MT5からLINEにメッセージを送る方法(トークンを発行する)
DLLの使用を許可する
このインジケーターはWindows/Macに標準に入っているDLLを使用します。
「DLLの使用を許可する」に必ずチェックを入れてください。
このチェックを入れないとMT4の場合はパラーメーターの変更が反映されませんし、MT5の場合だとOKボタンが出ません。
MT4版ダウンロードはこちら(2024/05/30 ver3.1)
MT5版ダウンロードはこちら(2024/06/27 ver3.2)
TradingViewでの表示はこちら(2024/07/12 ver1.0)
その他のストキャスインジケーターはこちら
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TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
ご検討ありがとうざいます。
どうもこのインジはMTだと動作が不安定になりやすいです。
足が更新されるタイミングか解りませんが5分置きくらいに右上☓印が赤くなり「応答なし」状態になります。数秒置いて再開されます。
AH様
コメントありがとうございます。
負荷がかかっているということでしょうか?ちなみにMT4とMT5どちらでしょうか。一度こちらでも調べてみたいと思います。
教えていただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
MT5です。
2段に重ねて表示してます。
あと、きっかけは解りませんが表示がバグります。
通貨ペアのタブを切りかえたり、時間足を変えたり、しばらく時間を空けた時によくなる気がします。
AH様
お返事ありがとうございます。
このインジ1つだけ表示しているときは大丈夫でしょうか。
インジのバージョンは3.2になってますか。
MT5でよくあるのですが、表示がおかしくならないように修正したいと思います。
1つだけ表示してる場合もバグは発生することがあります。
バージョンは最新版です。
バグが発生することもあってあまり表示しないようにしてます。
可能ならTradingview版が見てみたいです。うまく表示されるなら今後も活用させていただきたいインジです。
宜しくお願いします。
AH様
調べてみたいと思います。
Tradingview版も作成中です。もうしばらくお待ちください。